今までの日本のカインアベル観が間違っているところ
統一教会家庭連合時代から長らく、カインアベルが間違った形で伝わってきています。アベルは神が選ばれたものであり、カインはアベルに屈伏して従っていくべきである、という観念がいつの間にか浸透しています。
実体基台の造成で「カインはアベルに侍るべき」、という思想は神様の原理ではありません。アベルがカインに対して投入につぐ投入を行いその結果、自然屈伏により一つになることができ、神様が主管することのできる実体基台がはじめて完成することができるというのが原理です。
氏族復帰において言えば、氏族的メシヤがアベルだから、カインである氏族は侍るべきであるなどと考えて行動すれば、反発され、攻撃されることになります。決して復帰することはできません。
真のお父様は日本のカインアベルに対して、何度もその間違いを指摘されています。正しいカインアベルの原則を知ってこそ、天一国創建の歩みを積み上げていくことができると考えます。
カインアベルに関する真のお父様のみことば
まあ、アベルとカインとして、アベルにカインは絶対服従、カインのいないところにアベルがあるの、同等な位置だよ。アベルはやることであり、カインはもらってそれを返す立場である。だからまことにやるんだからまことに返してくる。サタン屈服させる方法なんだよ。神は自分をやって損をして、サタンの悪の基準を消耗する蕩減条件を導入して、誰が導入するか、アベルが導入する。
いままでの日本の考えでまちがっているところがある。カインはアベルに屈服する?そうじゃないよ。やって蕩減させてやる。蕩減させてやることによって善なる結果が帰ってくるんだよ。蕩減させないところには、善なる結果は帰って来ないよ。善なる基準というのは悪なる基準にとどまらない。悪なる基準を善に返すのは、それ相当の善が蕩減される基準に犠牲にならなければ、悪なる世界において善なる基準は絶対に生まれてきません。だからアベルというものは、カインに善を授けてやらなければならない。蕩減の条件を授けてやらなければならない。
今まで日本の責任者たちの観念は反対である。絶対服従すればよい。それは通じませんよ。カインがアベルの方に絶対服従するという原則が成り立つか、サタンだよ。カインが絶対服屈するか、絶対反発だよ。そういう指導方針はまるっきり間違っている。
神の世界とサタンの世界はカイン・アベルにかかわらず、アベルにカインは服従という立場は、そういう原則は反発原則であって、服従はありません。だからそれを服従させるには自分の投入結果が三倍あったらひとつ返ってくる。それは原理原則なんですよ。なぜかといえば蘇生、長成はサタンが持っている。完成基準が神の基準として復帰の基台となっている。だから三倍投入して一つが帰ってくるのが復帰路程の原則である。
だから原理的指導方法をいつも考えなければならない。カイン・アベルのことばの方法を間違えた結果はとんでもない結果になる。原則的方法を適用することによって、原則的発展をなすのが原理であって基準を立てずしては原理的結果は生まれてこないのが自然だよ。問題はそこなんだよ。だから食口たちは必要だ。絶対必要だ。朝御飯より必要なのが食口だよ。 1974年2月7日祈祷と環境的刺激
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統一教会の欠点は何かと言うと、地区長になると天的完成基準に立ったと思い、侍ることと敬意を表わすことを要求します。しかしそれは大間違いです。今、日本も韓国もそういう風潮になっています。
侍られるより、侍ってやる、為になるのが父母の立場です。兄弟の立場からみればアベルですが、父母の立場からみれば父子関係です。それを自分はアベルだから、カインは侍るべきだと思うのは大間違いです。そのために発展する多くの人々を殺してきたのです。何のためのアベルかというと、父母の立場を復帰するためのアベルです。
ですからアベルは父母の心情を先に持たないと、アベルになれません。それが原則です。兄弟同士のアベルと思い、親としての立場を忘れてしまっている者が多いのです。その欠陥を早く一掃しなければなりません。改めなければなりません。 1970年10月21日777双祝福のとき
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先祖の道は後孫にとって恐ろしい道です。すべてアベルのせいです。日本の責任者たち、イエス様の先頭に立った兄さんの使命を行っていますか。アベル圏だから兄さんでしょう。上の幹部たちが下の弟たちを犠牲にするのですか。それは反対です。あなたたち考えてみなさい。今まで勝手なことをやって来ました。日本から、エバ国からこれを訂正しなければなりません。そうしないと将来大変なことになります。
日本で統一教会から離れた者が、サタンの戦略で入って来て、サタンも統一教会に入れさせて、引っ張って反対の基準を作るのです。これは怨讐の怨讐です。そうなれば、一家族、一族全体まで、後孫まで引っ掛かります。恐ろしいことです。売国者の後孫は、国、歴史が批判するのです。自分の先祖が引っ掛かり、自分の後孫が引っ掛かります。霊界に行ってみなさい。 1993年6月4日救援摂理史の主流責任

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