阿南信義

地上天国の生活を始める



地上天国の生活を始める


1.真の父母様を信じること
2.真の父母様を知ること
3.真の父母様と生活
4.真の父母様の家庭と愛一体となること
5.地上天国生活を始めること





真のお父様のみことば  1997年9月14日

一、真のご父母様を信じること

 歴史は、時代とともに後退するのではなく、発展します。歴史の目的とは、何でしょうか? 神様の創造理想と救援摂理、また、あらゆる宗教摂理や人類歴史も歴史の目的に含まれるのですが、その歴史の目的とは、一体何なのでしょうか? これが問題です。

 「神様のみ旨」というとき、それは歴史の目的、創造目的が完成することです。
 それでは、創造目的完成とは何でしょうか? 創造目的完成とは、み旨の完成であり、それは四位基台の完成のことです。そして、その四位基台の完成は、真の家庭を完成することです。
 真の家庭には、真の父母がいなければならないし、真の男性と真の女性がいなければならないし、真の子女がいなければなりません。これは理論的なことです。

 一番中心的なことが何であるのかといえば、個人の目的も真の父母であり、男性と女性の目的も真の父母であり、赤ん坊たちの目的や兄弟の目的も真の父母なのです。その真の父母は親になって、子供を持つようになります。
 それでは、統一教会とは何でしょうか? そこでは、「真の父母を信じよう」というのです。信じるものをはっきりさせるのです。はっきりすれば、信じる立場を越えることができるのです。今まで、はっきり知らなかったので“信じる”のではありません。そのはっきりと“知っている”ことと自分自身とを一体化させることのできる生活をしなければなりません。そのような生活を経由していかなければならないのです。このような論理が成立します。

 最初に、信仰とは何かというと、人間が、信じることのできない自分自身を発見し、それか相対を見いだし、それから子どもを見いだし、家庭を見いだすことです。結論は同じなのです。


二、真のご父母様を知ること

 二番目は、真の父母を知る、ということですが、皆さんは、真の父母の家庭については、信じるのではなく、真のご父母様を知り、真の父母様の家庭を知っているのです。信じているのではありません。
 ですから、“真のご父母様を信じている”と考えてはいけない、というのです。“知っている”と考えなければなりません。


三、真のご父母様と生活

 その次、三番目には、真の父母と生活しなければなりません。“知った”のですから、共に暮らさなければなりません。そうして、真の父母のように生きなければならないのです。
 それは天地が完成し、神様の理想が完成し、神様の愛が完成することであり、それらのものすべてが、その中に入っているというのです。ですから、真の父母とともに暮らさなければならないのです。

 さあ、真の父母が必要ですか? (「はい」)。なぜですか? 堕落したからです。神様に追い出されて、偽りの父母が生まれ出て今までの歴史になったために、これが帰っていかなければならないのです。救援摂理は帰っていくのです。復帰してどこに行くのかといえば、本来の真の父母の位置に帰っていかなければなりません。

 真の父母を知ることによって、神様を知り、この宇宙を知り、愛の世界を知り、それらすべてのものを知るというのです。サタン世界では、堕落することによって、そのことを知りませんでした。
 ですから、再臨主が来ることによって、真の父母が来ることによって、このようなすべてのことを知るようになったということは、驚くべき事実です。

 皆さんは、神様の愛がどのようなものであり、宇宙がどのようなものであるのか知っているのです。統一教会は、すべて知っているというのです。それ以上、教えてあげることがありません。
 それでは、真の父母と生活すれば、どのようになるのでしょうか? 個人的な生活、家庭的な生活、氏族的な生活、民族的な生活、国家的な生活、世界的な生活、天地での生活、神様に侍っての生活、それらが全部、通じるのです。

皆さんは、真の父母の家庭を中心として、氏族も皆さんの家庭であり、民族も皆さんの家庭になるのです。それらは皆、自分の家庭なのです。そうして、「民族も自分の民族であり、国家も自分の国家であり、世界も自分の世界であり、天地も自分の天地であり、神様も自分の神様である」という、そのような観念を持たなければなりません。

真の父母と一つになれば、氏族、民族、国家、世界、神様と一つになるのです。真の父母が神様とともに一つになっていれば、神様は世界人類とともに暮らそうとされるのであって、一つの宗派とともに暮らそうとはされないのです。


四、真のご父母様の家庭と“愛一体”になること

 その次に「生活」ですが、生きて何をしようというのでしょうか? それが四番目の「真のご父母様の家庭と“愛一体”になろう」ということです。一つの家庭になるのです。愛で一つにならなければなりません。
 子女も成長して親になれば、父母と同等の価値を持つようになるのです。このように一体です。そうして、英語には体恤という言葉がありませんが、心情的な体恤をしなければなりません。分かりましたか? これが目的です。


五、地上天国生活を始めること

 その次に五番目は何ですか? 「地上天国生活を始めよう」ということです。
 これは妄想ではありません。理論的なのです。これを越えて、ここに来ていなければ、地上天国にならないというのです。そうして、「第四次アダム家庭」であるというのです。このことを知らなければなりません。
 もう分かりましたね。「真理は、あなたがたに自由を得させるであろう」(ヨハネによる福音書八章32節)とあるように、真理を知ることによって解放が始まるのです。

 それでは、この道を十年間歩いて行くつもりですか、百年間歩いて行くつもりですか、千年、万年、億万年歩いて行くつもりですか? それとも数か月で行きますか、数日で行きますか?(「数日で行きます」)
 それでは、数日ですか、数時間で行きますか、数秒で行きますか?(「数秒で行きます」)。数秒なのですが、“そこに神様の能力を加えてやる”と思って、やってみなさいというのです。

 「信ずる者には、どんな事もできる」(マルコによる福音書九章23節)というのは、このことです。信じなさいということです。ですから、もはや、このような道を離れるのです。開拓しなければなりません。世の中の誰も知らないことを探査しなければならず、神様が創造された本然の価値を探査し、川へ、海へ、山へ、谷へと訪ねて、本然の神様の心情に連結され得る務めを果たさなければなりません。

 皆さんも、先生のように、“この仕事を完成する”という覚悟で、“先生に負けまい”と一生懸命に成せば、また、今まで八十歳近くまで苦労するご父母様のことを知るならば、若い者たちは楽に座って休むことも、寝ることも、遊ぶこともできません。飛行機のようになって峠を越え、山を飛び越えていかなければならないというのです。走って、“アメリカの五十州の中で行かない所がない”というように、そして自らの心で“行く。行く。私たちの先祖を総動員して行く。行く。連結する”と決意して、このような役割を果たさなければなりません。

 アメリカはあまりにも小さいです。先生一人で仕事を果たしたではないですか?
 さあ、ですから、「地上天国生活を始めましょう」。「しよう」ですか、「やめておこう」ですか?(「『しよう』です」)ここで、「天地父母天宙安息圏」を発表した後には、先生が家庭に入ってきて「家庭盟誓」文を読み、その次には三大演説文である「救援摂理史の原理観」、「宇宙の根本を探して」、「真の愛を中心とした真なる家庭と真なる宇宙」、さらにその次には、『御旨の道』と『祝福と理想家庭』を読んでいるのです。

 今まで、先生の家庭は捨てておきました。もはや皆さんとともに、第四次アダム家庭とともに、先生の家庭と子供たちを皆さん以上に、世界を愛する以上に愛して、問題になったすべてのものを収拾していくべき時が来たというのです。



にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村

スポンサーサイト



阿南信義
Posted by阿南信義

Comments 0

There are no comments yet.