愛勝日の意義と必要性
二代王様は今、テネシー清平を準備されています。
私たちは興進様の信仰の本当の意味を理解する必要があります。
それで神様の摂理と「愛勝日」の意義を根本から理解するために、真のお父様のみことばが必要であると思います。
以下に1984年1月15日、1987年1月2日に語られたみことばを記載いたします。
訓読していただければ幸いです。
真のお父様のみことば
愛勝日の必要性
1984年1月15日 ベルベディア
(抜粋)
統一教会においては、第二番目の立場にいる者がいつも犠牲的な立場で蕩減しなければならないのです。統一教会と先生の家庭が合わさって蕩減しているのを知らなければなりません。二番目が問題なのです。十三年前に、統一教会の三十六家庭の中の二番目の劉孝元協会長が病院で死んだのです。国家的次元においての三年路程を三十六家庭が蕩減しなければならない一番難しい闘いの最中のことでした。また、先生の息子の中で二番目の喜進様が、一九七〇年に伝道に行く途中で事故に遭ったのです。また、お母様が生んだ子供の中で二番目の恵進様が一九六四年に亡くなりました。その次に、二男である興進様です。このような一連の出来事は二番目がすべて蕩減したという、原理的な事実です。このような蕩減を払うことなくしては、復帰していくことができないということを知らなければなりません。理屈ではなく事実がそうなっているのです。原理は作り上げたというものではなく、歴史を導いてきた真の原則なのです。
今回、韓国での勝共大会のために、先生は七十二カ国の学界の指導者を招待しました。世界平和教授協議会の七十二人の議長団はイエス様の七十二人の弟子を代表するものでした。彼らは最高の知識人たちであります。国家の首班までも指示することのできる、その国においては最高の立場にある彼らを、「韓国に来てください」と要請しました。何のためなのか理由は説明しませんでした。そこで彼らは何のためか分からないままに、とにかく行けば何だか分かるだろうと考えて、信仰をもってやって来たのです。
シカゴで開催された「科学の統一に関する国際会議」に参加した彼らは、十一月二十九日にシカゴを発{た}って帰途に就きました。先生は十二月三日韓国に向けて出発したのですが、その時空港で指示したのです。それを聞いた時、それらの学者のうち三分の一はまだ自分の国へ到着してもいませんでしたが、先生が北韓の獄中で十二弟子を見つけたのと同じように、信仰をもって韓国まで先生を慕って来た忠実な学者たちでした。
韓国に来てから何をしたかといえば、共産主義を防御する世界的な宣言をしたのです。彼らがソウルの金浦空港へ着いた時、何のために自分はここに来たのか知らなかったのです。レバレンド・ムーンが、「来なさい」と言ったので来たのであって、何も知らなかったのです。そのような旅行がありますか? (笑い)
学者にとって十二月は一番忙しい時です。しかし彼らはやって来ました。それは特別の人から来るようにと言われたことがその動機となったのです。
十二月は誰にとっても忙しく、慌ただしい時です。韓国において、このような大会が十二月に開かれるというようなことは、これまで一度もなかったことです。韓国の政府も信じないし、ここにいる統一教会の幹部たちでさえ、「大会はいけません」とみな反対したのです。できると言ったのはたった一人、先生しかいなかったのです。統一信者が先生に対して信仰を保ち得なかったのです。韓国の幹部たちは、なぜ十二月に大会を開催すべきでないかを、あれこれと説明しましたが、先生はそれをすべて一蹴しました。先生は小さなノートを取り出して見せ、「この大会は神からの命令だとここに書いてある。だから必ず成功する」と言いました。
今回の韓国における勝共大会は、歴史的かつ世界的なものです。これによって共産主義に対する全く新しい方向性が与えられることになったからです。韓国の既成教会は、レバレンド・ムーンが勝共大会を開催するということを聞いた時、統一教会に反対していた彼らは困ってしまいました。もし反対すれば、人々から「共産主義に賛成するのか」と言われるので、今回ばかりは、レバレンド・ムーンのすることに反対できませんでした。韓国政府も、この十二月に大会をするなんて大きな誤りだ、大きな体育館を借りたところで、半分はガラ空きになるだろう、一万五〇〇〇名が集まる広場で、一五〇〇名か二〇〇〇名くらいしか集まらなくて、レバレンド・ムーンが面目を失うだろう、と考えていたのでした。しかし大会が予想外に成功したのでショックを受けてしまいました。北韓の金日成政権を倒して、南北を統一することができるのは、統一教会とレバレンド・ムーンだけだと国民は知っていましたが、それを示すことになりました。
光州は、勝共大会の開かれた最後の八番目の都市です。これがサタンにとっては、先生を攻撃する最後のチャンスです。サタンは何とかして先生が韓国で成功するのを阻止しようと必死でしたが、既に先生は、勝利を確保するすべての条件を立ててしまっていました。
先生が韓国にいる間、日本とアメリカは韓国の動静に注目していました。このように、サタンの勢力が先生を攻撃する余地は全くなかったのですが、先生の子女たちは、統一教会の基準にあります。サタンの攻撃に興進様が相手になったのです。それをはっきり知らなければなりません。すべての大会が成功裏に終えようとする時でした。先生がちょうど講演の壇上に立つ時間だったのです。光州は、共産主義の地下組織が多く潜伏して、彼らに有利でした。当日、大会は十一時開会なのに、十時に会場の体育館は完全に超満員になってしまいました。共産主義者たちが入って来て活動する時間もなく、活動することもできないほどにいっぱいになってしまったのです。身動きもできないほどでした。工作隊員はあまり早く会場に到着して、人目につくようなことはしません。そこで開会の間際に会場に来たところが、光州の大会会場はもう既に超満員でした。そのようなことが自然に、先生を防御できる良い環境となったのです。
そこで、サタンは仕方なく先生の一番愛する息子を選んだのです。先生の生涯を通して、犠牲になったのはいつも二番目の息子や娘でした。二〇〇〇年前、イエス様が十字架で亡くなりましたが、復活によって新しい霊界の城門が開きました。同様に、神は生命を捧げた興進様を復活させるでしょう。皆さんは興進様が行くことによって、これからどのようなことが起こるかということを知っていなければなりません。
今大会で重要なことは、地上の真の父母を中心として国家的運勢、すなわちイエス様が国家基準において勝利できる基盤を韓国の地で、先生の時代になしたということです。国家的次元で大会をする時に、先生夫妻はいつもそろって壇上に上がりまりした。
さらにまた、この大会の準備を東洋と西洋のメンバーが一つとなってやったのです。大会参加者も、七十二カ国の代表を含め、国際的でありました。この大会は完全に大勝利を得たのです。
先生の時代において今はどういう時かというと、国家的基準を七十二カ国合わせることのできる、イエス様の時代に成し得なかったことを成したのです。それは何を意味するかといえば、世界的勝利に向けて進むことができるのです。一九八三年十二月十八日は意義ある歴史的な日となりました。先生は皆さんに、十二月十八日がどのような日であるか祈祷して、答えを先生に報告しなさいと指示したことがありますね。それはどういうことか分かりますか。
十二月十八日は、先生がこの地上において忘れることのできない日なのです。人間世界の先生に対する背信を中心としても忘れることのできない日です。先生が監獄から出てきて、第二の出発基地に向かった時、信じていたすべての人々から背信された忘れることのできない日です。しかし、今は、世界の代表たちが私を信じて、すべての国民が歓迎する中で、統一教会が一つとなって、また勝共連合やあらゆる環境のすべての人たちも完全に一つとなって、この大会を支援して、共産主義に対する闘いに献身することを先生夫妻の前に誓ったのです。これはちょうど、二〇〇〇年前にイエス様が弟子たちと共にローマへ行き、「世界のために神のみ旨に従いなさい」と宣布したことに匹敵するものです。
先生はこれまでアメリカで迫害を受けながらもこのような基盤をつくったので、「レバレンド・ムーンは言ったことは必ず実行する人だ」という評判になっています。法廷闘争をしながらもこれだけのことをやっているので、アメリカでは勝手に先生に対して手を出すことができないのです。先生が、「韓国に行って勝共大会を開催したい」と通知したところ、すぐに許可してくれました。このことは、ちょうどイエス様がローマの元老院に行って、元老院の支援を受けて全世界にキリスト教文化圏を宣布したことに匹敵する内容で、「私は地上天国を建設します」と宣言したのに対し、元老たちが「もちろん、どうぞそのお仕事を進めてください」と答えたようなものです。先生は十日間で完全に国民を覚醒させました。韓国政府のある人々は、先生の成功を認めるのに気が進まないようでしたが、下級の官僚たちはすべて先生の味方でした。「レバレンド・ムーンがどこへ行っても絶対に警察の車でエスコートするな」と通達を出したのですが、各地の警察署長は争って、最善の警備員を派遣してきました。(歓声―拍手)
このような先生の成功を見て、サタンはどのように感じたか想像してみなさい。今や、はっきりと統一教会の時代に入ったのです。六〇〇〇年間サタンが今まで民主世界とすべての世界を食い荒して、九〇年代になれば全世界が思いのままにできると思っていたのに、これは何事かというのです。
レバレンド・ムーンはこの大会で、韓国の人々の中に信頼を獲得しました。それまで韓国国民はKAL機撃墜事件や、ラングーンでの閣僚爆殺事件によって、意気消沈してどうしていいか分からずにいたのが、レバレンド・ムーンによって希望と目標を与えられ、元気を回復したのです。ソ連と北韓は主体と対象の関係にあり、KAL機の撃墜事件は主体であるソ連によって引き起こされました。このようにして二つの国が打って来たのですが、レバレンド・ムーンが現れて十日間で国民の停滞したムードを変え、最高潮に引き上げてしまいました。また、グレナダもアメリカの救出作戦によって、共産陣営は西半球でも後退を余儀なくされました。一九八三年の十二月は、これまでの歴史上かつてなく白熱した重要な月となったのです。
一九八三年は、一九四五年から一九八五年までの四十年荒野路程の最後の三年間の最初の年ですので、それが終わる時に抵抗を受けるようになっているのです。昨年の私たちの標語は、「家庭教会は我々の定着地」と言いました。それで今年は、「祖国創建」というみ言が出たのです。これは歴史的な転換点だとは思いませんか? (はい、思います)。イエス様が十字架につけられた時、左右に二人の強盗がいました。それは何を意味するかというと、民主世界と共産世界です。(黒板に書かれる)そうでしょう。共産主義者は神様がいないと反対し、こちらは神様はいると言うのです。
興進様の事故が起こった時、その車にはほかに祝福の子女が二人乗っていましたが、二人は生き返ったのです。これはとても良いことであると思います。今回、その事故の現場に行ってみましたが、(黒板を使いながら説明)車道がこのようになっていて、相手の車がこのように、州道第九号線を走って来ました。その時、車は氷の固まりを避けようとして、ブレーキを踏んだところが、車は反転してセンターラインを越えてしまいました。そこへ興進様の車が突っ込んで行ったのです。普通このような場合には、運転手は無意識のうちに自分の身を守ろうとしてハンドルを切ります。しかし、興進様はあえてハンドルを右に切ったのです。どうして興進様は自分から突っ込んでしまったのか、これが問題なのです。道がこうなっているのです。(黒板を使いながら説明)こちらからトラックが道をこのようにふさいだのです。この辺りから来て……。それで興進様が乗った車はどうなったかといえば、運転台がここで、左側にあるのです。興進様はここに乗っていたのですが、こちらを打った場合、死ななかったのです。それなのに、どうしてかこちらをこのように打ったため、ここが壊れたのです。(先生、しぐさで示す)運転をすれば自然にこちらに行くのにどうして反対側に行ったのか、これが問題なのです。
興進様は、コーナーに突っ込んだのです。それで助かった二人は、「自分たちを意識して、車をそちらに回した」と言うのです。その話を聞いて、どれほど有り難かったか分かりません。このように興進様が他の二人を助けるために、自らを犠牲にしたということは、世界のために自らを捧げたことを象徴するものです。興進様はそのように犠牲になる可能性を決して恐れませんでした。むしろ自ら、それを志願したのです。イエス様の時は、十字架につけられた三人はみな、死んでしまいましたが、興進様の時は、興進様だけが他を助けるために犠牲となり、二人が生き残ることにより、民主世界と共産世界の道が開かれるのです。
興進様は、珍福、珍吉の二人を父親のような思いで常に愛していました。父親がいないので、いつも彼らの家に行って過ごしていたのです。その二人を息子のごとく保護する思いでそのようにしたのだと思います。分かりますか? そのために自由世界と共産世界の蕩減条件を立てることのできる道が開かれたのです。興進様はこの両世界が将来一体化するようになるために、自らを国家的蕩減基盤に立てて犠牲としたのです。事故は自由世界であるアメリカで起こりましたが、身体は韓国に帰ったのであります。祖国に帰ったのです。このようにして興進様の身体は西洋世界と東洋世界に連結しているのです。彼は世界のために死に、国家的基盤である韓国へ帰りました。勝利的な国家基盤の上で生き、そして死んだがゆえに、興進様は今後、霊界と地上界を自由に往復することができます。
二〇〇〇年前、真の父母がいなかったために、イエス様は民族的基盤をつくることができませんでした。しかし、興進様には既に国家的基盤をつくった真の父母がいましたから、それを相続することができます。そしてイエス様御自身も興進様によって、地上の国を訪ねてくることのできる基盤が連結されたのです。このことの意味は、イエス様と二人の強盗が死から復活することができ地上に再臨できる基盤が連結されたということです。これまでに劉協会長ほか、古い幹部や、多くの食口たち、またその子供たちが死んだのは教会基準の犠牲であって、国家的基準で世界を蕩減するレベルにはならなかったのです。しかし、今回の興進様によって、初めて国家基準の犠牲となりました。ですから、興進様は霊界において最高司令官となり、地上世界との間を自由に行き来することができるのです。それで、先生は興進様の死ぬ前に、「養子を探してあげる」と約束したのです。したがって、祝福を受けることができるのです。
また、興進様は統一教会に対するすべての責めを負って犠牲になったのです。これによって、他の者がそれらの責めから解放されました。その恩恵は、我々統一教会の者ばかりでなく、自由世界と共産世界の人々にも及びます。ですからすべての人々は興進様を愛さなければなりません。自分の生命を犠牲にして愛というタイトルを全世界の人々に残したので、皆さんも世界を愛することができるのです。
興進様は先生の身代わりとなって行きましたので、皆さんが興進様を愛するその愛は、先生に対する愛となって表さなければなりません。分かりますか? 今まで霊界は、真の父母に連絡する道がありませんでしたが、興進様が霊界の代表となられたので、今や、興進様を愛するすべての霊界が直接に先生に連結することができます。また興進様は、統一教会のために行かれましたので、統一教会にも連結することができます。
興進様は命を懸けて、自分の仲間を愛するという模範を示しました。また、自分の父が世界のために生き続けることができるようにと願って行きました。霊界にいる人々は、興進様を愛することによって、地上にいる真の父母と連結することができます。ですから、彼が霊界へ行ったことは、霊界にとっては大きな喜びです。彼が霊界のメシヤとしてやって来たからです。興進様は、統一教会のための殉教の模範を示しました。それゆえ、統一教会のメンバーは、興進様をますます愛するでしょう。彼は霊界と地上界の両方から愛されるのです。
では真の父母はどうすれば良いのか、これが問題なのです。神の愛を歓迎し、地上の愛を歓迎する意味において、自分の息子を祭物として捧げたことを栄光と思い、誇りと思わなければなりません。
神様はアダムとエバが十代で堕落してしまったために、今まで、霊界においても一人の青少年も真に愛する機会をもつことができませんでした。しかし、今や、清い未婚の息子が霊界に行きましたので、復帰のために苦労してこられた神様が、純潔な子供を愛することができるようになったと、思うのです。それで先生が祈る時、「私が十代の少年だった時に、神様の前に基盤を整え得ず韓国を十分に愛せなかったことを申し訳なく思います。今、ようやく世界的な基盤を整え、国家基盤を蕩減した上でこのアベルを私の代身として、栄光を受けてください。私の時に栄光を受けられなかったのを蕩減してください」と祈ったのです。しかし、今や、自分の息子を犠牲として捧げたことによって、先生は韓国と世界に対して責任を果たしました。過去にできなかったことを今や興進様を通じて神様に受けてもらうことができたのです。
先生の二番目の息子としての興進様は死にましたが、先生は死なずに地上世界と霊界において愛の復活圏を成就します。死を通して興進様は霊界へ行きましたが、先生は死を通して霊界をつかみ、地上界もつかんで、愛の復活圏を設定します。もはや死は何の力ももたなくなりました。死亡圏と分かれるのです。ですから葬式も悲しみで行ってはなりません。それで興進様が地上から(黒板を使い説明)ここを通る時に、先生は特別な霊界と肉界とを中心とした式を行いました。その過程の話は複雑ですが、すべての蕩減条件を成して、「愛勝日」という日を宣布するために、死体を前にして、神様の愛のために闘いをしたのであります。これは何の話かというと、母や父が、死んだ我が子を思うよりは、神様の愛をもっと思って、死亡圏に勝つことのできる時であるというものです。
先生はあくまで神の摂理を中心として考え、行動します。それで病院で「統一式」を行いました。そして、この愛の勝利のゆえに、真の父母は本当に誇らしく思っていること、また、全霊界と地上界がそのために真の父母をたたえるであろうことを、神様に誓いました。この時、神様が見ても誇れる父母となり、霊界の先祖たちや、天使世界や聖徒、聖人すべてが誇ることができ、また地上世界の人々も、「なるほど、死亡圏を除去することのできる愛の権限をもっている方に間違いない」と、頭を下げることのできる勝利をしたのです。「愛勝日」とは、興進様の犠牲によって、真の父母が新しい基準に到達し、今後、その基準の上に前進して行くことを宣言した日です。分かりましたか? それゆえ、先生は、お母様に対して、「涙を見せてはいけない。今は涙を流す時ではない。神様と人類にとって栄光の時なのだから……。私的な場所では母親として涙を流しても構わないが、特に葬儀の時間は、公的場であるから涙を見せないように……」と言ったのです。そのような時間があったことを知っていなければなりません。それゆえ、民族的、世界的な新しい愛の方向を立てることができたので、「愛勝日」という日を宣布したのです。
一九八四年一月三日、午前四時に、先生は「愛勝日」を宣布しました。この時間の表す数は、一月三日の四時ですから、一プラス三プラス四で、再出発を表す八数になるからです。このことによって、地上において愛の連合戦線が始まるために、霊界においても愛の連合戦線が開始され、興進様には新しい使命が与えられました。それは、真の自由人として、霊界と地上界を自由に往復することができ、霊界と地上界の若者を導いて愛の力によって清めることです。
イースト・ガーデンの興進様の部屋は、そのままにしてありますが、おもしろいことに兄弟たちがみなそこに行って眠るというのです。あの部屋には何か引きつけられる力があります。このように興進様が若い人々を引きつける力をもっていることが、既に示されています。
先生は今回、新しい運動として民主世界の若者が先生の写真を携帯する運動を始めました。すべての青少年が先生の写真をもつ運動に参加すれば、霊界が完全に変わります。共産世界の青少年も、我知らず先輩や両親に反対して、新しい理想を探してさまようようになります。そのうち善なる霊が協助してくるようになるのです。このように先生の写真をもつことによって、その人の背後に善なる霊たちが再臨して協助することができるようになるのです。しかし、そのような恵みを受けるためには一つの条件があります。一定期間を、献身的に活動をしなければなりません。そうすれば何か良い恵みが与えられます。
この「愛勝日」の期間は、死んだ息子を側において、結婚式をする時以上の喜びの心情をもって神様を愛するという、心情圏を勝利せずしては越えることができないのです。それで先生は、興進様の葬儀の間は一滴の涙も流しませんでした。そして、朴先生が来て昇和式の報告をした時、初めて父親として泣きました。息子のために涙を流しました。公的な人は、自分に対しても厳格でなければなりません。先生は、お母様にこう話しました。「あの木の頂の芽は、一番高いところにあるので風が吹けば、一番多く、最も危険に揺れ動いています。しかしそんな中でも育っていかなければなりません。そのためには中心がなければなりません。台風がきても、根は深く張っていなければ芽は育ちません。私たちが神様の愛を必要とするのではなく、神様の愛により芽である子供たちが育たなければなりません」と。何の話か分かりますか? (はい) 。
今回の出来事によって、飛躍するのです。そのようにして偉大な世界統一教会に成長するのです。我々がこれから行く世界は、真の父母の大勝利の橋頭堡を中心として、最高の最大の条件を立てる時代なのです。皆さんが自らの命よりも、もっと先生を愛する限り、もはやサタンはどこからも侵犯できないのです。それは興進様が皆さんの代身となって行かれたからです。ですから、何よりも真の父母を愛することによって、皆さんはサタンに打ち勝つことができるのです。今までの愛はサタンが支配するものでありましたが、これから神様が愛を主管するのです。「愛勝日」はそれほど偉大な日なのです。分かりますか。分かりますか? 先生の話は一度聞いただけではよく分からないでしょう。録音されていると思いますので、二度三度と聞くようにすれば良いのです。
先生がそのようにして神様と一つになって「愛勝日」を宣布したという事実を皆さんは知っていなければなりません。皆さんの活動に反比例して、今後サタン世界は急速に崩れるでしょう。皆さんは今の三年間をみ旨のために夜昼なく走らなければなりません。死にそうになったら、“私は三年後に復活する”と考えなさい。イエス様は一人で復活したのですが、私たちは“三年後には国家的に復活する”と考えなさい。イエス様は三日間で個体復活を成したのですが、私たちは三年間で国家復活をさせるのです。何の話か分かりますね。私たちはその日に向かって進み大勝利を獲得するのです。アーメン。(アーメン)。
誰しもいつかは肉体が死にます。しかし皆さんはサタン圏内で死ぬのではなく、神の圏内で死ぬことになるのです。ですからこれからの葬式などすべての式は根本的にサタン世界と異なるのです。先生は葬式と埋葬の新しい伝統を樹立しました。もう皆さんは、この「愛勝日」がどれほど必要であるかを知りましたね。分かりましたか? (はい) 。
興進様は夜昼休みなく皆さんの側にいて、アメリカの若者たちと共産世界の若者たちと、すべての霊界の先祖と子孫たちと共に活動します。皆さんは興進様に負けないように決意しなければなりません。できますか? (はい!)。やるという者は手を挙げなさい。(全員、手を挙げる)
興進様が皆さんに礼を言うでしょう。霊界も皆さんと共にいるのです。これで「愛勝日」の必要性が完全に分かりましたね。
この「愛勝日」を宣布したことによって、イエス様もこの勝利の一時に同参する時代となりました。それで全キリスト教会の反対もなくなったのです。既にそのような基盤を整えたのです。それで、神学者と教授たちを組織し、次には牧師たちを中心として既成教会です。昔は、どこへ行っても嫌われたが、どういうわけか好きになるのです。彼らは先生につながっていれば気持ちが良いのを発見するのです。国際機動隊メンバーも既成教会に入って行くのが今まで嫌であったのが良くなるというのです。それでトレーラー・ハウスを出てどこに行って眠りますか? 路上ではなく既成教会に入って眠るのです。入って行くのです。「愛勝日」によって、カインがアベルを愛で歓迎する時になったのです。昔は愛すれば蕩減を受けなければならなかったのですが、今は愛すれば福を受けるのです。
昔はカインがアベルを愛したら、サタンに殺されたり、苦労が多かったのですが、今や、そのような時は去ってしまったのです。神様が福を与える時が訪れたのです。もはやサタンは私たちの進む道に反対の旗を持って立つことができない時を迎えたのです。外的にもアメリカも全世界もそうなってきました。分かりますか? 春が来たのです。統一教会の春が来たのです。
欧米では春になると、ピクニックに行ったり、楽しみを求めますが、私たちは春は種を蒔{ま}かなければなりません。分かりますか。サタン世界は遊びに出歩きますが、私たちは種を蒔くのです。心の種、愛の種を蒔くのです。このように、この三年間は、夜も昼も休みなく努力しなければなりません。皆さんもそうすることを決意しますか? (はい) 。
どうもありがとう。(拍手―歓声)
第四回愛勝日 (抜粋) 1987年1月2日
人間の堕落によって、何が起きたでしょうか? 人間の堕落とは愛の堕落です。不義の愛、真の愛が失われたのです。その時点で死亡の領域が作られました。しかし、真の愛を再生して復帰することによって、死亡の領域は破壊されます。つまり、死亡が克服されることになります。この中心において、真の父母の真の愛を中心として、真の愛を植え付けます。真の父母はこの門の柱です。この門を通して霊人たちは自由に出入りできるのです。誰もこの門を塞ぐことはできません。興進様の犠牲によってこの門は開かれました。
更に、先生が特別の祈祷をしました。先生はそのとき、統一のための犠牲を捧げました。そのために誰一人、この真の父母の門の解放を妨害する人はありませんでした。まず第一に、人間の本性としては息子や娘が死んだときはとても悲しいものです。しかし、この時、先生は一滴も涙を流すことができないことを知っていました。しかし興進様の昇和の際、先生はそのような辛い仕事をしていたのです。条件を立て、門を築き、興進様を霊界に送りました。三日目が終わる前に……。三年前の今日一月二日午前一時十八分に先生は興進様の昇和があったことを告げました。イエス様の復活が起きたときには、百二十人の霊人が昇華し、イエス様の霊に付き添いましたが、同様に興進様が昇和した時には、霊界の百二十の国王や女王たちが集合して、今やこの地上に降りてくることができるようになりました。そして彼らは先生の摂理のためにその力と影響力を行使しています。この出来事が起きて以後、多くの霊通者たちが「霊界では、イエス様は年老いたキリストとして知られ、興進様は新しい若いキリストとして知られていると言っている」と証言しています。このようにして、二世界が結合されています。霊界と地上界が連結され、二世界が一つになり、自由に通信をし、一体化しています。
一九八四年には、人類歴史最大の二つの犠牲が払われました。その一つは興進様の昇和であり、それは基督教の失敗を帳消しにし、イエス様を中心にした基督教徒すべての善霊たちが降りてくることができるようになり、イエス様の立場の蕩減が興進様の犠牲によって払われました。先生のダンベリーの投獄は、世界的なレベルに上昇することができるように、国家の失敗の蕩減を払うものでした。従って、二つのレベル、つまり興進様はイエス様の立場の蕩減を払うため、そして先生はダンベリーで国家レベルの立場を復帰して世界レベルの復帰が開始できるように蕩減を払ったのです。それによって、新しい時代の夜明けを迎えました。従って、この時点で、その基台の上で新しい摂理歴史を始めることができるようになりました。これは新しい時代の到来のための信じられないほど価値のある基台です。
一九八五年八月二十日のダンベリーの勝利後、八五年、八六年、八七年は先生の肉的な勝利を収めた先生主権の年です。ダンベリーの勝利の直後、先生は韓国に帰り、韓国の劇的な事態が先生によって救われ、建て直されました。先生は日本の事態にも携わり、政治面での先生の大きな影響力を発揮し、再び米国に帰ってきて、同じことをこの国でもしようとしています。(手を使って)今までのところは、アベルの勢力はカインの勢力によって影を薄くされていました。カインの勢力は既に、このようにアベル勢力の上にでてアベル勢力をかげらせようとしてきました。しかしこの三年間に、先生はアベル勢力を押し上げて並び、カイン世界、カイン勢力を凌ぐようになりました。分かりますか?
以上。
ありがとうございました。

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私たちは興進様の信仰の本当の意味を理解する必要があります。
それで神様の摂理と「愛勝日」の意義を根本から理解するために、真のお父様のみことばが必要であると思います。
以下に1984年1月15日、1987年1月2日に語られたみことばを記載いたします。
訓読していただければ幸いです。
真のお父様のみことば
愛勝日の必要性
1984年1月15日 ベルベディア
(抜粋)
統一教会においては、第二番目の立場にいる者がいつも犠牲的な立場で蕩減しなければならないのです。統一教会と先生の家庭が合わさって蕩減しているのを知らなければなりません。二番目が問題なのです。十三年前に、統一教会の三十六家庭の中の二番目の劉孝元協会長が病院で死んだのです。国家的次元においての三年路程を三十六家庭が蕩減しなければならない一番難しい闘いの最中のことでした。また、先生の息子の中で二番目の喜進様が、一九七〇年に伝道に行く途中で事故に遭ったのです。また、お母様が生んだ子供の中で二番目の恵進様が一九六四年に亡くなりました。その次に、二男である興進様です。このような一連の出来事は二番目がすべて蕩減したという、原理的な事実です。このような蕩減を払うことなくしては、復帰していくことができないということを知らなければなりません。理屈ではなく事実がそうなっているのです。原理は作り上げたというものではなく、歴史を導いてきた真の原則なのです。
今回、韓国での勝共大会のために、先生は七十二カ国の学界の指導者を招待しました。世界平和教授協議会の七十二人の議長団はイエス様の七十二人の弟子を代表するものでした。彼らは最高の知識人たちであります。国家の首班までも指示することのできる、その国においては最高の立場にある彼らを、「韓国に来てください」と要請しました。何のためなのか理由は説明しませんでした。そこで彼らは何のためか分からないままに、とにかく行けば何だか分かるだろうと考えて、信仰をもってやって来たのです。
シカゴで開催された「科学の統一に関する国際会議」に参加した彼らは、十一月二十九日にシカゴを発{た}って帰途に就きました。先生は十二月三日韓国に向けて出発したのですが、その時空港で指示したのです。それを聞いた時、それらの学者のうち三分の一はまだ自分の国へ到着してもいませんでしたが、先生が北韓の獄中で十二弟子を見つけたのと同じように、信仰をもって韓国まで先生を慕って来た忠実な学者たちでした。
韓国に来てから何をしたかといえば、共産主義を防御する世界的な宣言をしたのです。彼らがソウルの金浦空港へ着いた時、何のために自分はここに来たのか知らなかったのです。レバレンド・ムーンが、「来なさい」と言ったので来たのであって、何も知らなかったのです。そのような旅行がありますか? (笑い)
学者にとって十二月は一番忙しい時です。しかし彼らはやって来ました。それは特別の人から来るようにと言われたことがその動機となったのです。
十二月は誰にとっても忙しく、慌ただしい時です。韓国において、このような大会が十二月に開かれるというようなことは、これまで一度もなかったことです。韓国の政府も信じないし、ここにいる統一教会の幹部たちでさえ、「大会はいけません」とみな反対したのです。できると言ったのはたった一人、先生しかいなかったのです。統一信者が先生に対して信仰を保ち得なかったのです。韓国の幹部たちは、なぜ十二月に大会を開催すべきでないかを、あれこれと説明しましたが、先生はそれをすべて一蹴しました。先生は小さなノートを取り出して見せ、「この大会は神からの命令だとここに書いてある。だから必ず成功する」と言いました。
今回の韓国における勝共大会は、歴史的かつ世界的なものです。これによって共産主義に対する全く新しい方向性が与えられることになったからです。韓国の既成教会は、レバレンド・ムーンが勝共大会を開催するということを聞いた時、統一教会に反対していた彼らは困ってしまいました。もし反対すれば、人々から「共産主義に賛成するのか」と言われるので、今回ばかりは、レバレンド・ムーンのすることに反対できませんでした。韓国政府も、この十二月に大会をするなんて大きな誤りだ、大きな体育館を借りたところで、半分はガラ空きになるだろう、一万五〇〇〇名が集まる広場で、一五〇〇名か二〇〇〇名くらいしか集まらなくて、レバレンド・ムーンが面目を失うだろう、と考えていたのでした。しかし大会が予想外に成功したのでショックを受けてしまいました。北韓の金日成政権を倒して、南北を統一することができるのは、統一教会とレバレンド・ムーンだけだと国民は知っていましたが、それを示すことになりました。
光州は、勝共大会の開かれた最後の八番目の都市です。これがサタンにとっては、先生を攻撃する最後のチャンスです。サタンは何とかして先生が韓国で成功するのを阻止しようと必死でしたが、既に先生は、勝利を確保するすべての条件を立ててしまっていました。
先生が韓国にいる間、日本とアメリカは韓国の動静に注目していました。このように、サタンの勢力が先生を攻撃する余地は全くなかったのですが、先生の子女たちは、統一教会の基準にあります。サタンの攻撃に興進様が相手になったのです。それをはっきり知らなければなりません。すべての大会が成功裏に終えようとする時でした。先生がちょうど講演の壇上に立つ時間だったのです。光州は、共産主義の地下組織が多く潜伏して、彼らに有利でした。当日、大会は十一時開会なのに、十時に会場の体育館は完全に超満員になってしまいました。共産主義者たちが入って来て活動する時間もなく、活動することもできないほどにいっぱいになってしまったのです。身動きもできないほどでした。工作隊員はあまり早く会場に到着して、人目につくようなことはしません。そこで開会の間際に会場に来たところが、光州の大会会場はもう既に超満員でした。そのようなことが自然に、先生を防御できる良い環境となったのです。
そこで、サタンは仕方なく先生の一番愛する息子を選んだのです。先生の生涯を通して、犠牲になったのはいつも二番目の息子や娘でした。二〇〇〇年前、イエス様が十字架で亡くなりましたが、復活によって新しい霊界の城門が開きました。同様に、神は生命を捧げた興進様を復活させるでしょう。皆さんは興進様が行くことによって、これからどのようなことが起こるかということを知っていなければなりません。
今大会で重要なことは、地上の真の父母を中心として国家的運勢、すなわちイエス様が国家基準において勝利できる基盤を韓国の地で、先生の時代になしたということです。国家的次元で大会をする時に、先生夫妻はいつもそろって壇上に上がりまりした。
さらにまた、この大会の準備を東洋と西洋のメンバーが一つとなってやったのです。大会参加者も、七十二カ国の代表を含め、国際的でありました。この大会は完全に大勝利を得たのです。
先生の時代において今はどういう時かというと、国家的基準を七十二カ国合わせることのできる、イエス様の時代に成し得なかったことを成したのです。それは何を意味するかといえば、世界的勝利に向けて進むことができるのです。一九八三年十二月十八日は意義ある歴史的な日となりました。先生は皆さんに、十二月十八日がどのような日であるか祈祷して、答えを先生に報告しなさいと指示したことがありますね。それはどういうことか分かりますか。
十二月十八日は、先生がこの地上において忘れることのできない日なのです。人間世界の先生に対する背信を中心としても忘れることのできない日です。先生が監獄から出てきて、第二の出発基地に向かった時、信じていたすべての人々から背信された忘れることのできない日です。しかし、今は、世界の代表たちが私を信じて、すべての国民が歓迎する中で、統一教会が一つとなって、また勝共連合やあらゆる環境のすべての人たちも完全に一つとなって、この大会を支援して、共産主義に対する闘いに献身することを先生夫妻の前に誓ったのです。これはちょうど、二〇〇〇年前にイエス様が弟子たちと共にローマへ行き、「世界のために神のみ旨に従いなさい」と宣布したことに匹敵するものです。
先生はこれまでアメリカで迫害を受けながらもこのような基盤をつくったので、「レバレンド・ムーンは言ったことは必ず実行する人だ」という評判になっています。法廷闘争をしながらもこれだけのことをやっているので、アメリカでは勝手に先生に対して手を出すことができないのです。先生が、「韓国に行って勝共大会を開催したい」と通知したところ、すぐに許可してくれました。このことは、ちょうどイエス様がローマの元老院に行って、元老院の支援を受けて全世界にキリスト教文化圏を宣布したことに匹敵する内容で、「私は地上天国を建設します」と宣言したのに対し、元老たちが「もちろん、どうぞそのお仕事を進めてください」と答えたようなものです。先生は十日間で完全に国民を覚醒させました。韓国政府のある人々は、先生の成功を認めるのに気が進まないようでしたが、下級の官僚たちはすべて先生の味方でした。「レバレンド・ムーンがどこへ行っても絶対に警察の車でエスコートするな」と通達を出したのですが、各地の警察署長は争って、最善の警備員を派遣してきました。(歓声―拍手)
このような先生の成功を見て、サタンはどのように感じたか想像してみなさい。今や、はっきりと統一教会の時代に入ったのです。六〇〇〇年間サタンが今まで民主世界とすべての世界を食い荒して、九〇年代になれば全世界が思いのままにできると思っていたのに、これは何事かというのです。
レバレンド・ムーンはこの大会で、韓国の人々の中に信頼を獲得しました。それまで韓国国民はKAL機撃墜事件や、ラングーンでの閣僚爆殺事件によって、意気消沈してどうしていいか分からずにいたのが、レバレンド・ムーンによって希望と目標を与えられ、元気を回復したのです。ソ連と北韓は主体と対象の関係にあり、KAL機の撃墜事件は主体であるソ連によって引き起こされました。このようにして二つの国が打って来たのですが、レバレンド・ムーンが現れて十日間で国民の停滞したムードを変え、最高潮に引き上げてしまいました。また、グレナダもアメリカの救出作戦によって、共産陣営は西半球でも後退を余儀なくされました。一九八三年の十二月は、これまでの歴史上かつてなく白熱した重要な月となったのです。
一九八三年は、一九四五年から一九八五年までの四十年荒野路程の最後の三年間の最初の年ですので、それが終わる時に抵抗を受けるようになっているのです。昨年の私たちの標語は、「家庭教会は我々の定着地」と言いました。それで今年は、「祖国創建」というみ言が出たのです。これは歴史的な転換点だとは思いませんか? (はい、思います)。イエス様が十字架につけられた時、左右に二人の強盗がいました。それは何を意味するかというと、民主世界と共産世界です。(黒板に書かれる)そうでしょう。共産主義者は神様がいないと反対し、こちらは神様はいると言うのです。
興進様の事故が起こった時、その車にはほかに祝福の子女が二人乗っていましたが、二人は生き返ったのです。これはとても良いことであると思います。今回、その事故の現場に行ってみましたが、(黒板を使いながら説明)車道がこのようになっていて、相手の車がこのように、州道第九号線を走って来ました。その時、車は氷の固まりを避けようとして、ブレーキを踏んだところが、車は反転してセンターラインを越えてしまいました。そこへ興進様の車が突っ込んで行ったのです。普通このような場合には、運転手は無意識のうちに自分の身を守ろうとしてハンドルを切ります。しかし、興進様はあえてハンドルを右に切ったのです。どうして興進様は自分から突っ込んでしまったのか、これが問題なのです。道がこうなっているのです。(黒板を使いながら説明)こちらからトラックが道をこのようにふさいだのです。この辺りから来て……。それで興進様が乗った車はどうなったかといえば、運転台がここで、左側にあるのです。興進様はここに乗っていたのですが、こちらを打った場合、死ななかったのです。それなのに、どうしてかこちらをこのように打ったため、ここが壊れたのです。(先生、しぐさで示す)運転をすれば自然にこちらに行くのにどうして反対側に行ったのか、これが問題なのです。
興進様は、コーナーに突っ込んだのです。それで助かった二人は、「自分たちを意識して、車をそちらに回した」と言うのです。その話を聞いて、どれほど有り難かったか分かりません。このように興進様が他の二人を助けるために、自らを犠牲にしたということは、世界のために自らを捧げたことを象徴するものです。興進様はそのように犠牲になる可能性を決して恐れませんでした。むしろ自ら、それを志願したのです。イエス様の時は、十字架につけられた三人はみな、死んでしまいましたが、興進様の時は、興進様だけが他を助けるために犠牲となり、二人が生き残ることにより、民主世界と共産世界の道が開かれるのです。
興進様は、珍福、珍吉の二人を父親のような思いで常に愛していました。父親がいないので、いつも彼らの家に行って過ごしていたのです。その二人を息子のごとく保護する思いでそのようにしたのだと思います。分かりますか? そのために自由世界と共産世界の蕩減条件を立てることのできる道が開かれたのです。興進様はこの両世界が将来一体化するようになるために、自らを国家的蕩減基盤に立てて犠牲としたのです。事故は自由世界であるアメリカで起こりましたが、身体は韓国に帰ったのであります。祖国に帰ったのです。このようにして興進様の身体は西洋世界と東洋世界に連結しているのです。彼は世界のために死に、国家的基盤である韓国へ帰りました。勝利的な国家基盤の上で生き、そして死んだがゆえに、興進様は今後、霊界と地上界を自由に往復することができます。
二〇〇〇年前、真の父母がいなかったために、イエス様は民族的基盤をつくることができませんでした。しかし、興進様には既に国家的基盤をつくった真の父母がいましたから、それを相続することができます。そしてイエス様御自身も興進様によって、地上の国を訪ねてくることのできる基盤が連結されたのです。このことの意味は、イエス様と二人の強盗が死から復活することができ地上に再臨できる基盤が連結されたということです。これまでに劉協会長ほか、古い幹部や、多くの食口たち、またその子供たちが死んだのは教会基準の犠牲であって、国家的基準で世界を蕩減するレベルにはならなかったのです。しかし、今回の興進様によって、初めて国家基準の犠牲となりました。ですから、興進様は霊界において最高司令官となり、地上世界との間を自由に行き来することができるのです。それで、先生は興進様の死ぬ前に、「養子を探してあげる」と約束したのです。したがって、祝福を受けることができるのです。
また、興進様は統一教会に対するすべての責めを負って犠牲になったのです。これによって、他の者がそれらの責めから解放されました。その恩恵は、我々統一教会の者ばかりでなく、自由世界と共産世界の人々にも及びます。ですからすべての人々は興進様を愛さなければなりません。自分の生命を犠牲にして愛というタイトルを全世界の人々に残したので、皆さんも世界を愛することができるのです。
興進様は先生の身代わりとなって行きましたので、皆さんが興進様を愛するその愛は、先生に対する愛となって表さなければなりません。分かりますか? 今まで霊界は、真の父母に連絡する道がありませんでしたが、興進様が霊界の代表となられたので、今や、興進様を愛するすべての霊界が直接に先生に連結することができます。また興進様は、統一教会のために行かれましたので、統一教会にも連結することができます。
興進様は命を懸けて、自分の仲間を愛するという模範を示しました。また、自分の父が世界のために生き続けることができるようにと願って行きました。霊界にいる人々は、興進様を愛することによって、地上にいる真の父母と連結することができます。ですから、彼が霊界へ行ったことは、霊界にとっては大きな喜びです。彼が霊界のメシヤとしてやって来たからです。興進様は、統一教会のための殉教の模範を示しました。それゆえ、統一教会のメンバーは、興進様をますます愛するでしょう。彼は霊界と地上界の両方から愛されるのです。
では真の父母はどうすれば良いのか、これが問題なのです。神の愛を歓迎し、地上の愛を歓迎する意味において、自分の息子を祭物として捧げたことを栄光と思い、誇りと思わなければなりません。
神様はアダムとエバが十代で堕落してしまったために、今まで、霊界においても一人の青少年も真に愛する機会をもつことができませんでした。しかし、今や、清い未婚の息子が霊界に行きましたので、復帰のために苦労してこられた神様が、純潔な子供を愛することができるようになったと、思うのです。それで先生が祈る時、「私が十代の少年だった時に、神様の前に基盤を整え得ず韓国を十分に愛せなかったことを申し訳なく思います。今、ようやく世界的な基盤を整え、国家基盤を蕩減した上でこのアベルを私の代身として、栄光を受けてください。私の時に栄光を受けられなかったのを蕩減してください」と祈ったのです。しかし、今や、自分の息子を犠牲として捧げたことによって、先生は韓国と世界に対して責任を果たしました。過去にできなかったことを今や興進様を通じて神様に受けてもらうことができたのです。
先生の二番目の息子としての興進様は死にましたが、先生は死なずに地上世界と霊界において愛の復活圏を成就します。死を通して興進様は霊界へ行きましたが、先生は死を通して霊界をつかみ、地上界もつかんで、愛の復活圏を設定します。もはや死は何の力ももたなくなりました。死亡圏と分かれるのです。ですから葬式も悲しみで行ってはなりません。それで興進様が地上から(黒板を使い説明)ここを通る時に、先生は特別な霊界と肉界とを中心とした式を行いました。その過程の話は複雑ですが、すべての蕩減条件を成して、「愛勝日」という日を宣布するために、死体を前にして、神様の愛のために闘いをしたのであります。これは何の話かというと、母や父が、死んだ我が子を思うよりは、神様の愛をもっと思って、死亡圏に勝つことのできる時であるというものです。
先生はあくまで神の摂理を中心として考え、行動します。それで病院で「統一式」を行いました。そして、この愛の勝利のゆえに、真の父母は本当に誇らしく思っていること、また、全霊界と地上界がそのために真の父母をたたえるであろうことを、神様に誓いました。この時、神様が見ても誇れる父母となり、霊界の先祖たちや、天使世界や聖徒、聖人すべてが誇ることができ、また地上世界の人々も、「なるほど、死亡圏を除去することのできる愛の権限をもっている方に間違いない」と、頭を下げることのできる勝利をしたのです。「愛勝日」とは、興進様の犠牲によって、真の父母が新しい基準に到達し、今後、その基準の上に前進して行くことを宣言した日です。分かりましたか? それゆえ、先生は、お母様に対して、「涙を見せてはいけない。今は涙を流す時ではない。神様と人類にとって栄光の時なのだから……。私的な場所では母親として涙を流しても構わないが、特に葬儀の時間は、公的場であるから涙を見せないように……」と言ったのです。そのような時間があったことを知っていなければなりません。それゆえ、民族的、世界的な新しい愛の方向を立てることができたので、「愛勝日」という日を宣布したのです。
一九八四年一月三日、午前四時に、先生は「愛勝日」を宣布しました。この時間の表す数は、一月三日の四時ですから、一プラス三プラス四で、再出発を表す八数になるからです。このことによって、地上において愛の連合戦線が始まるために、霊界においても愛の連合戦線が開始され、興進様には新しい使命が与えられました。それは、真の自由人として、霊界と地上界を自由に往復することができ、霊界と地上界の若者を導いて愛の力によって清めることです。
イースト・ガーデンの興進様の部屋は、そのままにしてありますが、おもしろいことに兄弟たちがみなそこに行って眠るというのです。あの部屋には何か引きつけられる力があります。このように興進様が若い人々を引きつける力をもっていることが、既に示されています。
先生は今回、新しい運動として民主世界の若者が先生の写真を携帯する運動を始めました。すべての青少年が先生の写真をもつ運動に参加すれば、霊界が完全に変わります。共産世界の青少年も、我知らず先輩や両親に反対して、新しい理想を探してさまようようになります。そのうち善なる霊が協助してくるようになるのです。このように先生の写真をもつことによって、その人の背後に善なる霊たちが再臨して協助することができるようになるのです。しかし、そのような恵みを受けるためには一つの条件があります。一定期間を、献身的に活動をしなければなりません。そうすれば何か良い恵みが与えられます。
この「愛勝日」の期間は、死んだ息子を側において、結婚式をする時以上の喜びの心情をもって神様を愛するという、心情圏を勝利せずしては越えることができないのです。それで先生は、興進様の葬儀の間は一滴の涙も流しませんでした。そして、朴先生が来て昇和式の報告をした時、初めて父親として泣きました。息子のために涙を流しました。公的な人は、自分に対しても厳格でなければなりません。先生は、お母様にこう話しました。「あの木の頂の芽は、一番高いところにあるので風が吹けば、一番多く、最も危険に揺れ動いています。しかしそんな中でも育っていかなければなりません。そのためには中心がなければなりません。台風がきても、根は深く張っていなければ芽は育ちません。私たちが神様の愛を必要とするのではなく、神様の愛により芽である子供たちが育たなければなりません」と。何の話か分かりますか? (はい) 。
今回の出来事によって、飛躍するのです。そのようにして偉大な世界統一教会に成長するのです。我々がこれから行く世界は、真の父母の大勝利の橋頭堡を中心として、最高の最大の条件を立てる時代なのです。皆さんが自らの命よりも、もっと先生を愛する限り、もはやサタンはどこからも侵犯できないのです。それは興進様が皆さんの代身となって行かれたからです。ですから、何よりも真の父母を愛することによって、皆さんはサタンに打ち勝つことができるのです。今までの愛はサタンが支配するものでありましたが、これから神様が愛を主管するのです。「愛勝日」はそれほど偉大な日なのです。分かりますか。分かりますか? 先生の話は一度聞いただけではよく分からないでしょう。録音されていると思いますので、二度三度と聞くようにすれば良いのです。
先生がそのようにして神様と一つになって「愛勝日」を宣布したという事実を皆さんは知っていなければなりません。皆さんの活動に反比例して、今後サタン世界は急速に崩れるでしょう。皆さんは今の三年間をみ旨のために夜昼なく走らなければなりません。死にそうになったら、“私は三年後に復活する”と考えなさい。イエス様は一人で復活したのですが、私たちは“三年後には国家的に復活する”と考えなさい。イエス様は三日間で個体復活を成したのですが、私たちは三年間で国家復活をさせるのです。何の話か分かりますね。私たちはその日に向かって進み大勝利を獲得するのです。アーメン。(アーメン)。
誰しもいつかは肉体が死にます。しかし皆さんはサタン圏内で死ぬのではなく、神の圏内で死ぬことになるのです。ですからこれからの葬式などすべての式は根本的にサタン世界と異なるのです。先生は葬式と埋葬の新しい伝統を樹立しました。もう皆さんは、この「愛勝日」がどれほど必要であるかを知りましたね。分かりましたか? (はい) 。
興進様は夜昼休みなく皆さんの側にいて、アメリカの若者たちと共産世界の若者たちと、すべての霊界の先祖と子孫たちと共に活動します。皆さんは興進様に負けないように決意しなければなりません。できますか? (はい!)。やるという者は手を挙げなさい。(全員、手を挙げる)
興進様が皆さんに礼を言うでしょう。霊界も皆さんと共にいるのです。これで「愛勝日」の必要性が完全に分かりましたね。
この「愛勝日」を宣布したことによって、イエス様もこの勝利の一時に同参する時代となりました。それで全キリスト教会の反対もなくなったのです。既にそのような基盤を整えたのです。それで、神学者と教授たちを組織し、次には牧師たちを中心として既成教会です。昔は、どこへ行っても嫌われたが、どういうわけか好きになるのです。彼らは先生につながっていれば気持ちが良いのを発見するのです。国際機動隊メンバーも既成教会に入って行くのが今まで嫌であったのが良くなるというのです。それでトレーラー・ハウスを出てどこに行って眠りますか? 路上ではなく既成教会に入って眠るのです。入って行くのです。「愛勝日」によって、カインがアベルを愛で歓迎する時になったのです。昔は愛すれば蕩減を受けなければならなかったのですが、今は愛すれば福を受けるのです。
昔はカインがアベルを愛したら、サタンに殺されたり、苦労が多かったのですが、今や、そのような時は去ってしまったのです。神様が福を与える時が訪れたのです。もはやサタンは私たちの進む道に反対の旗を持って立つことができない時を迎えたのです。外的にもアメリカも全世界もそうなってきました。分かりますか? 春が来たのです。統一教会の春が来たのです。
欧米では春になると、ピクニックに行ったり、楽しみを求めますが、私たちは春は種を蒔{ま}かなければなりません。分かりますか。サタン世界は遊びに出歩きますが、私たちは種を蒔くのです。心の種、愛の種を蒔くのです。このように、この三年間は、夜も昼も休みなく努力しなければなりません。皆さんもそうすることを決意しますか? (はい) 。
どうもありがとう。(拍手―歓声)
第四回愛勝日 (抜粋) 1987年1月2日
人間の堕落によって、何が起きたでしょうか? 人間の堕落とは愛の堕落です。不義の愛、真の愛が失われたのです。その時点で死亡の領域が作られました。しかし、真の愛を再生して復帰することによって、死亡の領域は破壊されます。つまり、死亡が克服されることになります。この中心において、真の父母の真の愛を中心として、真の愛を植え付けます。真の父母はこの門の柱です。この門を通して霊人たちは自由に出入りできるのです。誰もこの門を塞ぐことはできません。興進様の犠牲によってこの門は開かれました。
更に、先生が特別の祈祷をしました。先生はそのとき、統一のための犠牲を捧げました。そのために誰一人、この真の父母の門の解放を妨害する人はありませんでした。まず第一に、人間の本性としては息子や娘が死んだときはとても悲しいものです。しかし、この時、先生は一滴も涙を流すことができないことを知っていました。しかし興進様の昇和の際、先生はそのような辛い仕事をしていたのです。条件を立て、門を築き、興進様を霊界に送りました。三日目が終わる前に……。三年前の今日一月二日午前一時十八分に先生は興進様の昇和があったことを告げました。イエス様の復活が起きたときには、百二十人の霊人が昇華し、イエス様の霊に付き添いましたが、同様に興進様が昇和した時には、霊界の百二十の国王や女王たちが集合して、今やこの地上に降りてくることができるようになりました。そして彼らは先生の摂理のためにその力と影響力を行使しています。この出来事が起きて以後、多くの霊通者たちが「霊界では、イエス様は年老いたキリストとして知られ、興進様は新しい若いキリストとして知られていると言っている」と証言しています。このようにして、二世界が結合されています。霊界と地上界が連結され、二世界が一つになり、自由に通信をし、一体化しています。
一九八四年には、人類歴史最大の二つの犠牲が払われました。その一つは興進様の昇和であり、それは基督教の失敗を帳消しにし、イエス様を中心にした基督教徒すべての善霊たちが降りてくることができるようになり、イエス様の立場の蕩減が興進様の犠牲によって払われました。先生のダンベリーの投獄は、世界的なレベルに上昇することができるように、国家の失敗の蕩減を払うものでした。従って、二つのレベル、つまり興進様はイエス様の立場の蕩減を払うため、そして先生はダンベリーで国家レベルの立場を復帰して世界レベルの復帰が開始できるように蕩減を払ったのです。それによって、新しい時代の夜明けを迎えました。従って、この時点で、その基台の上で新しい摂理歴史を始めることができるようになりました。これは新しい時代の到来のための信じられないほど価値のある基台です。
一九八五年八月二十日のダンベリーの勝利後、八五年、八六年、八七年は先生の肉的な勝利を収めた先生主権の年です。ダンベリーの勝利の直後、先生は韓国に帰り、韓国の劇的な事態が先生によって救われ、建て直されました。先生は日本の事態にも携わり、政治面での先生の大きな影響力を発揮し、再び米国に帰ってきて、同じことをこの国でもしようとしています。(手を使って)今までのところは、アベルの勢力はカインの勢力によって影を薄くされていました。カインの勢力は既に、このようにアベル勢力の上にでてアベル勢力をかげらせようとしてきました。しかしこの三年間に、先生はアベル勢力を押し上げて並び、カイン世界、カイン勢力を凌ぐようになりました。分かりますか?
以上。
ありがとうございました。

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