一勝日の意義
8月16日がすぐにきます。
1985年8月16日「一勝日」が、今から36年前宣布されました。その意義を知ることが今の私たちにとって、極めて重要なことだと感じています。
真のお父様が苦難の荒野40年の路程を通して勝利され、アベルとカインが一つとなった歴史的一日だからです。
本来、1945年8月15日に解放されたときにキリスト教とアメリカが一つとなって、メシヤを迎えられていたならば、7年路程で世界は天国創建の基盤が形成されることになっていましたが、イエス様の時と同様に反対、迫害されお父様は荒野路程の十字架に行かれたことを知っています。
荒野40年の路程は失われたアベルとカインを復帰するためにお父様ご自身が凄まじい苦難の路程を歩まれ、みごとに勝利され再びメシヤとしての出発をなされて、その勝利の恩恵を祝福家庭に伝授されました。氏族的メシヤの恩恵です。
今回、真のお父様が1985年8月20日に語られた「一勝日の意義」の全文を記載したいと思います。熟読していただければ幸いです。
氏族的メシヤの責任を成就するには、みことばをよくよく理解して、背後の真のお父様の苦難と犠牲の心情から出発することが重要なことだと思います。
真のお父様のみことば
一勝日の意義
1985年8月20日 ベルベディア
皆さんは8月16日に、「一勝日」という日が設定された話を聞いていると思います。今からその式を挙行しようとするわけですが、なぜこのような式が私たちにとって必要であるかをお話ししたいと思います。
皆さんが原理を通して既に学んでいるように、人間が堕落してしまったので、それを再び復帰していくのです。それでは復帰歴史において、その全体的責任を、だれがもたなければならないのでしょうか。アダムが堕落したので、アダム的使命をもった方が来られて、そしてすべてを明らかにしなければ、子女となる人たちに責任を果たすことができないのです。この世の人々は、堕落した子女として生まれたので、すべてが怨讐となっています。アダムとエバも怨讐となっていますし、カインとアベル、親と子、天使世界と人間世界、神様と人間というように、すべてが対立し怨讐の立場にあるのです。
このような歴史過程において、神様は一つの役事をしてこられました。ここにおいて選民を立て、すなわちヤコブを中心としてイスラエルの名を立てて、初めて神様が人に相対することのできる、神の干渉圏が生まれたのです。そして、二〇〇〇年後に、イエス様が生まれてきたのです。しかし、その使命を完成することができなかったため、再臨時代へと摂理は延長していきました。このように、神側において、本格的に人を選んで摂理をし始めたのが、ヤコブの時からの四〇〇〇年歴史なのです。
そして二〇〇〇年間かけて、神はイスラエル民族を中心としてメシヤを送ってくださったのです。メシヤとは、いかなる人をいうのでしょうか。完成した格位に立ち得るアダム、エバの、その立場に代わって立てる方がメシヤなのです。それでは、メシヤが対することのできる、イスラエル二〇〇〇年歴史に残された人たちは、どのような人たちだったのでしょうか。それはメシヤの後孫ではなく、サタン世界から、堕落したアダム、エバの子女の中から、アベル的な立場に復帰して、探し立てた群れなのです。
メシヤを迎える時までは、国家基準なのです。そのために、ユダヤ教を中心としたイスラエル民族、国家を中心としてカイン、アベルか一つとなって父母を中心として立たなければ、復帰原則が立てられず、サタン世界から戻る道がないのです。私たちには間接主管圏があり、そののちに直接主管圏に上がっていくようになっています。だれが上がれるかといえば、本来は原理に従って長子が上がれるようになっています。長子が先に上がらなければなりません。長子が上がったあと、次の子たちが上がるようになっていたのです。しかし、堕落することによって、長成期完成級の基準までサタンが占領してしまいました。そしてサタンが長子の立場を占領し、主管しているので、サタン主管圏内に長子の基準がすべて含まれてしまったのです。そこで、神は弟であるアベルを立てるのですが、アベルは次子の立場なので、神のほうに上がっていく道がないのです。原理的に見て次子の立場からは上がっていく道がないのです。それで、次子の立場に立っているアベルが、サタン世界に出ていって長子権を段階的に取り戻さなければなりません。長子権を取り戻さなければ、上がっていく道がないのです。
すなわち兄が弟の立場、弟が兄の立場へと転換させるために、サタン世界に行ってこれを逆にして戻ってくるのです。兄が弟に従ってきて、兄が弟の立場に立つようになれば、アベルの兄の立場に立ち、兄であったカインが弟の立場に立って、二人ともに神様に帰る道が整えられるのです。そのような歴史を反復するのです。そのようにしなくては、アベルは長子として上がっていって、責任分担を果たす道がないのです。元来は長子が次子より先に上がって、責任分担を果たすはずであったのです。本来は、最初に生まれた息子であれ、次に生まれた息子であれ、神側の人とならなければなりません。しかし、これがサタン側の息子となったので、問題となるのです。
それで皆さんも堕落することによって、心と体が分かれてしまったのです。体は最初に造られたので長子の立場です。そして、霊人体は次に造られたので、次子の立場にあります。長子の立場にあるこの体は、全世界のサタン圏内に連結されているのです。ですから体が欲するままになしては、次子を復帰する道がありません。そういう結論になります。
心を中心として信仰という名をもって、宗教の名のもとに体を屈服させる闘争歴史が、宗教の歴史でありました。では、私たちがどこに行けば自由があるかといえば、この間接主管圏内にあっては自由がありません。これを越えて、直接主管圏内に入れば自由があります。それ以外には、絶対に自由はあり得ないのです。それで個人を中心として、心が体を克服するという、常に一線で闘わなければなりません。一線でサタンと闘って、サタンの前に兄と弟とが残り、弟は神側で、あにが弟となり弟が兄の立場に上がっていく、そのような闘いをここでなし、弟を兄のように侍ることによって、ここから戻ってきてここに上かっていくことができるのです。
このような歴史を中心として見る時、ヤコブは兄エサウの長子権を奪わなければなりません。ヤコブは祝福を受けて約束をしたなら、家庭的ラバンのサタン圏内で代表的家庭を探し、このすべてを探して帰ってきてから、次には兄のエサウを屈服させるのです。外的な勝利基盤がなければ、内的勝利基盤はありません。そういう歴史を段階を経てつくるのです。ここから個人段階、家庭、氏族、民族、国家段階まできたら、ここでイエス様が来られるのです。国家段階までこのような闘いをして国家基準にまで、メシヤが来られる時まで(に勝利基盤を)つくっておくのです。そのために、今まてイスラエル民族がエジプトに行って多くの苦難を受けました。カナン復帰路程も、この民族的勝利圏を探さなければなりません。外的民族と闘い、内的民族と闘う、この闘いが版図となるのです。カナン復帰においても、カナンの七族と闘って彼らを滅ぼさなくてはなりません。
このようなことが反復されるために、宗教は受難の道を歩んできたのです。国であれば国家、全世界が反対するようになっているので、メシヤが来た時に反対を受けない環境をつくらなければいけません。メシヤは真の父母として、完成されたアダムとして来られるので、アダムの前に国家的基準において反対する基盤があってはいけないのです。この国家基準を準備するために、神様はカイン、アベル蕩減復帰をし、一番目も二番目も共に神側にいかに復帰するかが問題なのです。そしてイエス様と連結するために、イエス様を中心として絶対に一つになるための教育をしてきたのがイスラエルの民であります。ではメシヤは何をすべきか?
カイン、アベルを探す前に、カイン、アベルがいる以前に、堕落した父母がいました。したがって、カイン、アベルが生まれる前に、神様の前に真なる父母が決定されてから、天的カインを、復帰の子女を連結することができるのです。これを知らなければなりません。二人が一つとなって迎え入れなければ、父母は来ることができません。では、国家的であるためにだれがカインであるかといえば、国家がカインの立場であり、教会がアベルの立場なのです。これ(国家)が長子とならなければならないし、これ(教会)が次子とならなければなりません。そのような立場に立たなければなりません。このように延長されたのがアメリカであり、アメリカを見ると、アメリカとキリスト教がカイン、アベルと全く同じ立場なのです。世界的にそうなのです。ところで、政府は全部サタン圏です。長子カインが教会を打とうとします。これを蕩減復帰しなければなりません。そのような立場です。では、イエス様の時、国家的な基準においてカイン、アベル、国と教会か完全に一つになって、イエス様と一つとなったならば、これは復帰された国家基盤の上にサタン圏讒訴基準を越えるのです。
イエス様が来て最初にしなければならなかったことは、ユダヤ教も必要でありユダヤの国家も必要ですが、最初になさなければならないことは父母の立場、堕落していない父母の立場を決定して、カインとアベル、長子圏と次子圏とを連結し、父母の立場の決定をなされなければならなかったのです。しかし、それを果たさないうちに死んでしまったのです。(図8で説明)カイン、アベルの二人が一つになり、ローマまでも加わって、これがカイン、アベル、天使なのです。サタン側に天使なのですが、三人が合わさってイエス様を打ったのです。ですから、神側の基盤を完全に失いました。そして復活してから、霊的基準を中心としてキリスト教が出発するようになったのです。四十日以後に出発することのできるこのような霊的基準を中心として、世界、国家の代表一二〇人を中心として、二〇〇〇年間発展してきました。国家的基準において世界的な基準にまで、二〇〇〇年かかってキリスト教文化圏が全世界を完全を包むことのできる、その一つの所に向かって歴史は発展してきたのです。
そこで、イエス様が新郎の立場に立って、霊的母である聖霊を新婦として迎えて、父母の立場で一つとなり、今日のように世界的次元にまでカイン、アベルの統一への歴史を、二〇〇〇年かかってきました。それで、再臨することを中心として二〇〇〇年間霊的に発展し、二〇〇〇年の終わりに、このように世界的次元にまで拡大されてきたのです。これからキリスト教文化圏が全世界を包むことのできる一時が来るのです。第二次世界大戦の直後が、キリスト教文化圏で世界的繁栄が最高点に達した、歴史的に一度しかないチャンスの時でした。その時にキリスト教とアメリカが一つとなって、世界を収拾し、再臨主の前にその基盤を整え、絶対的な信仰をもてば、カイン、アベルの立場を世界的な舞台において再臨主が蕩減したならば、そこから地上天国の版図が拡大するはずであったのです。その時から七年間あれば、世界を収拾することのできる基盤が完成されていたと思うのです。ところが、キリスト教が反対し、アメリカが反対し、すべてが反対したので、完全にイエス様の時代に犯した過ちを繰り返し、再び蕩減しなければならなくなったのです。
その時先生は何をしていたかといえば、これから世界的な使命を果たすためには、アダムが失敗したことと、イエス様が失敗したことを霊的にすべて相続しなければなりませんでした。それで、霊的基盤の上でこの相続式を終えて実体基盤の出動を準備する時が、一九四五年だったのです。韓国が解放されるその時、世界的な版図を中心として本格的な出発をしなければならない時は満ちていました。統一教会の役割がそうですし、その時まで先生が準備したことが、霊的世界の統一だったのです。イエス様が霊的父母であるという時、霊的父母の基盤は半分にしかならないので、それを相続して実体世界に連結しなければ完結することができません。その時、キリスト教とこのアメリカが統一教会を受け入れていたなら、七年以内にすべてを一つにすることができたのです。キリスト教文化圏と完全に一つになるのです。そのような歴史を担当しているのです。しかし、今日の統一教会が、この時において反対を受けたので、四十年間を中心として再び、イスラエル選民国家が建国されて以来四〇〇〇年間の歴史を実体的に蕩減して、世界の基準に上がらなければならないのです。
四十数を探すのです。それをだれがやるかといえば、キリスト教とアメリカができなかったので、今日統一教会が、キリスト教の果たすことのできなかった責任分担を中心として世界的蕩減をしながら、世界的時代として全部連結されているので世界圏まで反対を受けながらも、やってきているのです。このような闘争をして、世界の基準にまで上がってきているのです。皆さんは知らなければなりません。イエス様の時代は霊的な基準であり、国家基準から出発して世界基準まで至ったので、統一教会がこれまでそれを相続してくる中において、霊的基準、肉的基準のすべてに反対を受けたのです。ですから、統一教会を中心としてこれを霊的基盤伝授、肉的基盤伝授として、再び相続しなければなりません。イエス様は国家を基準において世界的な霊的基準を整えたのですが、これを相続する上で、キリスト教が反対し、キリスト教国家が反対したために、基盤が失われたのてす。それで再び統一教会を中心として、霊的国家基準において霊的世界基準に連結しなければならなくなったのです。これが問題なのです。この霊的国家基準に立てば、イエス様が反対されたと同じ立場に立って、全国家が反対し世界が反対する環境に入らなければならないのです。カイン、アベルが闘わなければならなくなりました。ですから積極的に反対を受ける立場において基盤をつくり、世界的に連結させなければなりません。この基盤をつくるのには、霊肉を合わせた基盤をつくらなければならないのです。真の父母が霊的父母の立場と肉的父母の立場の二つの家庭を連結しなければなりません。
世界的版図をもっていたキリスト教が霊的世界版図を失ってしまったので、国家基準の蕩減を立てて、霊的版図を中心として世界版図に連結させるための闘いが一九七四年、アメリカで行われたのです。なぜならば、国家においては反対するが、アメリカという国は世界的です。国を一個人とするなら、世界は全体を中心とするものなので、霊的に見ると、国は世界を知らずにいるのです。国家においては反対を受けたのですが、反対されたという条件はあるのですが……。キリスト教を失ったが、私たちが代わりに立てて、再蕩減しなければならないのです。国家基準において、霊的基準、世界基準といかに連結するかという問題を見る時、七四年までに先生がアメリカに来て三年半の間にこれを連結させて、七四年に韓国に帰って闘ったのです。七四年に霊的世界基盤を引き受けて韓国に帰り、実体的勝利圏を回復するための闘いが、一九七五年機動隊を編成して韓国で大きな闘いをした時です。世界的な霊的キリスト教文化圏を取り戻して、韓国に帰って肉的な国家基準を連結させ、世界的に合わさなければなりませんでした。国家基準で反対したことを世界的基準を整えることにより、国家圏内に世界基準が立つことによって、韓国の霊的キリスト教文化圏が反対したことを、蕩減復帰するのです。そうして韓国が回るようになります。そうすることによって、初めて国家基準を中心として世界的霊的世界に行ける霊的基盤の門が開けるのです。この基準の上に実体圏との一体化運動がなされ、このために、一九七五年以降、アメリカにおいての攻勢の時代に入っていきます。法廷闘争にまで行くのです。
アメリカにおいては、キリスト教とアメリカ政府と統一教会が闘うのです。一九七六年を中心として、世界的な全面攻勢に入っていきます。韓国では国家基準において、一九七五年に全面的攻勢時代に入りました。この時がちょうど、韓国においてキリスト教と政府が激しく争い、キリスト教と政府が反対する場に立ち、政府と統一教会が一つとなった時なのです。それは何の意味かといえば、ユダヤの国とユダヤ教が一つになって新しいキリスト教に反対しましたが、それを蕩減復帰しなければなりません。このため、キリスト教は政府を反対しましたが、統一教会と政府が一つとなるのです。これはイエスと政府が一つになったのと同じです。このようにして、イエス時代に国家基準を立てることができなかったことを蕩減復帰することによって、実体的、肉的、外的、世界舞台であるアメリカを中心として闘える基盤が連結されるのです。それをはっきり知らなければなりません。そうしてキリスト教と闘って、私たちが完全に勝利したのです。
一九七六年を中心として、この時は全世界が統一教会とレバレンド・ムーンに反対しました。この時、韓国において、全体が反対した中において、同じょうな闘いを遂行したのです。この時から、世界舞台で実体基台をもって、アメリカ政府対統一教会のレバレンド・ムーンと闘うのです。だれが勝つかということです。この時、アメリカの政府と共産党、ユダヤ教が全部一つになって反対してきました。そこでリベラル、世俗的な人道主義の信奉者が一つとなって加わりました。先生は一人で闘うのです。そうしながら復活するのです。
アメリカは何をしたかというと、自分たちの力でもって、レバレンド・ムーンを牢獄に入れてしまったのです。イエス様の時のように殺すことはしませんでしたが、牢獄に入れたのです。そして先生はここで復活するのです。十三カ月間に今までの状況を一変させて、完全に勝利したのです。先生が真にアベルの立場に立って、キリスト教と一つになれる道をつくりました。キリスト教と統一教会が一つになる日には、政府も屈服する段階に入っていくのです。(拍手)キリスト教文化圏が失敗したものを、再び統一教会の文化圏を中心として、四〇〇〇年歴史を四十年の間に成就しなければなりません。統一教会の教会員はカインの立場であり、先生はアベルの立場です。先生はアベルの立場でカインを増やしてアベル圏を拡大してきましたが、これが今までの統一教会の歴史なのです。このカインとアベルが一つになれば、神が干渉てきる基盤ができるのです。
イエス様の十字架での三日間と、十字架で亡くなってからの四十日とを合わせての四十三日期間が、イエス様が亡くなってからの復活の期間です。アメリカ建国二一〇年を中心として七月四日に、先生のダンベリー解放がありました。本来は七月八日でしたが、七月四日になったのです。その日から八月二十日のきょうまでが、ちょうど四十三日です。イエス様の復活によって復活したローマのように、全体のキリスト教、キリスト教文化圏が、今度は実体的にこの四十三日期間中に、統一教会へと完全に立たなければならないのです。アメリカの国民も同じように、この期間中に回らなければなりません。そうしたら先生が復活するのです。復活するには、昔はイエス様の弟子たちのみが復活の栄光を受けたのですが、これは実体的アメリカの国民まで全部合わせてその栄光に参与できる、そうした基盤ができるのです。アメリカの人たちは先生をサタンであると思っていましたが、知ってみると神の国の人であり、自分たちが反対する人ではなかったということを国民か知って、既成教会から悔い改めて出てくることが、アメリカにおいてこれから始まるのです。十三カ月というのは、イエス様を中心に十二弟子を会わせると十三人になります。蕩減復帰の数です。しかし西洋では十三という数は一番悪い数です。
四十年前には、キリスト教が世界の版図を中心として一つの世界を成すことができず、世界を主管することができませんでした。それを統一教会が四十年間蕩減復帰して、今まできたのです。今の世界がどのような立場かというと、怨讐たちがまだ残ってはいますが、共産主義か民主主義かというとき、共産主義も民主主義も問題を解決することができなかったので、統一教会の時代が世界に登場する時となるのです。
これからは、先生がきょう牢獄から出てくることによって、新しい統一教会の運勢を中心として、飛躍することのできる時代となってきます。言い換えれば、カナン復帰であり、新しい地に定着する時代に入ってくるので、私たちは強く雄々しくなければなりません。これから先生の立場は父母の立場に上がっていきます。そのためにも、カインとアベルの完全なる一体化がなければなりません。今や先生がすべてを蕩減しました。それではカインとアベルの歴史は、どのようになったのでしょうか。先生の直系子女は何になるのでしょうか。カイン・アベルのどちらの立場でしょうか? (アベルです)。アベルの立場ではありません。これは本然のカイン、長子の位置であることを知らなければなりません。今日まで先生の家庭を中心として、長成期完成級まで上がってきましたが、堕落した世界のカインとアベルは、最初のアダム、エバから生まれたので、これを接ぎ木してあげなければならないのです。このような観点から、先生の子女たちは長子、祝福家庭の子女たちは次子の立場に入るのです。そのために、今まで孝進君をCARPの代表に、第二世の代表として立たせてきたのです。(拍手)
一九八五年で四十年となりますが、それまで二世を統合しなければなりません。日本と韓国のすべての二世を統合し、連結しなければなりません。そして世界国家のすべての二世たちと祝福家庭が完全に一つにならなければなりません。カナンの福地に入ったのも二世であり、キリスト教文化圏がイエス様の昇天以後に立てられましたが、それも二世たちでした。二世が今まで世界を開拓したのと同じなのです。ですから統一教会の全体を蕩減するためには、二世たちを世界基準に連結させるその基盤を中心として、二世たちと祝福家庭と完全にカイン、アベルの圏をつくりながら、国家的次元、アメリカを中心として世界史的な基盤において連結させることによって、全体蕩減条件を立てることができるのです。ではあちらにおいては父母と子女がカイン、アベルとなり、こちらにおいては、先生を中心として見る時、先生が父の立場と息子の立場で、カイン、アベル圏がつながるのです。
きょう先生がフェニックス・ハウスを出てきまして、ここにおいてカイン、アベル圏を平面的に、先生の息子が長子となり、祝福家庭の子女たちが次子となっています。それから父母につながるようになるのです。先生が父母の立場に上がろうとすれば、カイン、アベルがいなければなりません。今日、直系の子女で長子圏をつくり、祝福家庭とその子女で次子圏をつくったので、カイン、アベルの圏が平面的に展開されるのです。今までは、逆に闘って上がっていったのですが、先生は既に長子の基準で上がってきていたのです。今までは孝進も自分なりのことをやっていたし、二世たちも自分なりにやっていました。さらに統一教会の祝福家庭も自分なりにやっていたのが、今度孝進君が二世を糾合することによって、全部が一つとなったのです。
イエス様が十字架にかかってすべてを失ったものを、私が獄中に入ることによって、すべてを取り戻すことができました。それで先生は今回出てくることによって、イエス様が失ったものをすべて取り戻して、家庭から、教会から、国から世界にまで、すべての蕩減条件を、四十年圏内で越えたのです。一九八五年八月十五日で四十年になるのです。四十数を蕩減復帰する統一圏を成し、孝進君が四十日、韓国において二世たち、祝福の子女たちだけを一つにしたのではなく、家庭までもすべて一つにしたのです。このようにすることによって、韓国の統一教会がこれから新しいブームを起こすことができる新しい圏をつくりました。さらに日本にまでそれを拡大することによって世界のCARPと連結できた国家が、これを通して一つとなった基盤の上に、新たなる世界史的な出発をすることのできる起源をつくったのです。そして一九八五年八月十六日を、四十一年目になるこの日を出発する日とし、連結させる式をしたのです。これを連結させることは何かというと、今までは個人復帰、家庭復帰と上がっていくことでしたが、これからは平面的に世界史的平面基準において発展させることのできる位置に立って、サタンが讒訴できる条件を完全に越えるのであります。長子であっても次子であっても、みんな越えるのです。世界的次元において、父母として定着できる出発をするのです。父母は今まで定着することができませんでした。
これからは三年間だけ過ぎれば、統一教会に反対する人は自然といなくなります。そして四十年になる以前に共産国家が滅びるという宣布もしておかなければなりません。これが、今回ジュネーブでのソ連滅亡という大会でありました。(拍手) 共産主義とは何でしょうか。イエス様を殺し、十字架上で亡くなる時に、右の強盗、左の強盗が出てきますが、その右の強盗は何であるかといえば、これがキリスト教文化圏であり、アメリカであり、左の強盗が、共産主義です。聖書にも羊とやぎが分かれる日には、メシヤが来るという話があります。羊は主人を知っていますし、やぎは主人を知らないのです。
今までアメリカの政府とキリスト教会とが、全部右側に立たなければならないのに、そして神様を擁護しなければならないのに、二つが一つになって攻めてくるのです。そして宗教を迫害するのです。ではどの宗教に反対するかというと、統一教会に反対するのです。統一教会を中心として、右の強盗のようなものがキリスト教であり、現在、牧師たちを中心として結束しています。そして左の強盗のようなものがアメリカの国民なのです。しかし、これからは左側の強盗の立場にあるアメリカの国民も反対しないで、みな一緒になって支持するのです。このような雰囲気になってくるのです。外的な面ではこのようなことが展開されるし、統一教会の内部においても先生の子女たちと祝福の子女たちが一つになるのです。そうならざるを得ないのです。
先生が出獄するこの期間を中心として、外的世界舞台のカイン、アベルが一つになれる立場に立ち、内的にはエサウとヤコブが闘って勝利したのと同じ現象が、世界史的な現世を中心として、内外共に一つになるのです。これから十字架を解かれて立つ時代に入ると、すべての反対は完全になくなるのです。(拍手)
この間、十六日にやった式がいかなる式であるかといえば、「一勝式」なのです。それで先生はそのような完全に勝利した立場にいるために、先生が働くより、これからは皆さんが働かなければなりません。皆さんが働く時が来たのです。先生はアメリカに来た目的をすべて成し得たのです。(拍手) これからはカナンの地に入って、理論の闘いが残っています。言葉の争いしか残っていません。何をもって闘うかといえば、銃や剣をもって闘うのではありません。愛の力でもって勝利するのです。サタン世界の愛の力と神の世界の愛の力との闘いです。皆さんが真の愛さえもっていれば、彼らは逃げてしまうのです。それで今までは、ユダヤの国を中心として十二支派と、キリスト教の十二使徒を中心として連結してきたこれらすべてが、霊的基準として連結していたこれらすべてが、霊的基準と実体基準が変わってきたことから、アベルの十二支派とカインの十二支派が異なってしまったのです。これを完全に束ねなければなりません。
このように、今はキリスト教がアベル圏であるとすれば、サタン圏のアメリカがあります。カイン、アベル、そして支派が別々となっていました。自分かってでありました。これからは完全に一つの組織で束ねなければなりません。そうすることによって、地上で一つの組織に束ねることによって、霊界もばらばらだったものが、統一を始めるのです。地上においてこれを解決してあげてこそ、霊界の統一が展開されるのです。これをすべて統一しておくことによって、神様も堕落していない本来の天国の基準を当てはめることができるのです。
霊界は本来、家庭が入らなければならなかったのに、堕落したので家庭として入っていないのです。それぞれに入っているのです。これからは霊界でも家庭を編成するようになるのです。それで、本来堕落しないで入っていける基準を当てはめて、その位置を決定しなければならないのです。
それでエジプトで生きていた人たちが、エジプトの習慣や風習をもってカナンの地で生きようとしたら滅びるのです。荒野においてもエジプトを懐かしがって滅び、カナン福地に入ってきても、エジプトとエジプトの地を懐かしがって滅びたのです。エジプトに対する観が違うのです。今まで地上にあったすべての観念は、一掃してしまわなければなりません。
これから新しい聖水式がありますが、人の体は四分の三が水でできています。これが聖水式を通してすべてを清算し、これからは父母様が勝利された基盤を皆さんに伝授する式となります。カイン、アベルの闘いをすべて解消する式となります。すべての統一食口が一つになる式を、一九八五年八月十六日に施行したのです。皆さんは祝福を受けることによって血統は清くすることはできましたが、体はいまだにサタン側にあって、世界的基準の蕩減条件を越えることができなかったのです。体の水にはサタンが侵犯する条件が残っています。
狭い考え方でもって、私はアメリカ人である、君たちは黒人である、私はハンバーガーが好きだ、チーズが好きだとか、言ってはいけません。皆さんは生活を通して、エンジョイするとかジョイフルとかが、蕩減よりもいいと言っています。カイン、アベルはどれほど複雑でありましょうか。カイン、アベルのために、神様の摂理が今まで崩れてきました。これをすべて清算してから、次にはこの世の万事、複雑なものをすべて清算します。
地上天国はどこから始まるのでしょうか。地上天国とは何でしょうか。それは真の父母から始まるのです。その次は何ですか。真の子女です。真の父母と真の子女は、“ああ、サタン世界は恐ろしい、共産党は怖い、アメリカは怖い”、そういう観念をもってはいけません。すべては私の足もとにあるという考えをもたなければなりません。そのような立場、どこに行って自分が与えるのであって、受けないのです。世話をしてあげるのであって、世話にならないのです。サタン世界はいかなることがあっても自分が世話になろうとするのです。与えるのには、私が与えるのでなく、神様の愛を条件として、愛を前提として、愛を通して与えるのです。このように考えると、皆さんはこれからが素晴らしくなるでしょう。皆さんは、これから三年間、一九八八年まで、これが共産主義の七十年になりますが、共産主義は六十年になってからは下り始めたのですが、七十年で最後です。サタンは七数以上を越えることができません。八数は神の数で、再出発の数です。その時まで皆さんは、アメリカの国を神側に戻さなければなりません。それが皆さんの責任です。
先生はここに来て今まで迫害を受け、苦労してきました。皆さんに先生の代わりに何倍も苦労するという決意があれば、アメリカの復帰など問題ではありません。それでこれからは新しい出動を命令します。それで反対する人がいれば、訪ねていって全部説得し、闘ってでも屈服させなければなりません。私がこの国に来てからの伝統を皆さんが相続して、三年路程を走らなければなりません。それでこれから「一勝式」をしようと思いますが、皆さんが祝福を受けた家庭となって、喧嘩をしたりする心があったら、悔い改めてこなければなりません。みんな、悔い改めてから来たのですか? この式をやるのは、先生自身、四十年間父母の立場でカイン、アベルを治め、家庭基盤を正常な立場に整えて、サタンの讒訴圏を解かれてきたからです。先生が歴史時代において初めて、真の父母の立場でカイン、アベルの蕩減条件を完成することによって、サタンが讒訴する基準を越えた立場で基盤をつくったものを、世界的基盤の上で、皆さんに伝授する式にもなります。
皆さんの中には、白人と黒人とか分ける人もいますが、私たちはみんな一つになるのです。白人も黒人も東洋も西洋も、全部が一つになるのです。サタンがばらばらに分けてしまいましたが、私たちは完全に一つになるのです。それで皆さんも同じです。皆さんの霊の子女がいるでしょう。皆さんが生んだ子女たちと、カイン、アベルが一つに束ねられます。分かりましたか。そうすることが可能なのです。祝福家庭はこれから子女たちに、神の国の伝統を教えてあげなければなりません。今まで先生はこのことをするためには、カインを愛せずしては自分の子女を愛することができなかったのです。それで今まで自分の子女たちと共に住み、愛することができなかったのです。しかし皆さんは、これからそれが可能です。皆さんの家庭を中心として、祝福家庭の皆さんは霊の子女と自分たちの子女を愛することのできる時代へ移っていくのです。それまでは愛することができなかったのです。これから先生は何をすることができるかといえば、先生の家庭と共に楽しく生きても、皆さんは不平を言うことができません。このような伝統を、皆さんを中心として伝授しなさいというのです。そのような生活を皆さんはしなければならないのです。
今までは復帰するにおいて、カイン、父母がみな分かれてやりましたが、これからは伝道をするとしても一つの家庭として伝道し、食べられない時は共に食べられないし、悪口を言われる時は共に悪口を言われながら、働ける時が来たのです。だから家庭たちが先生に願い出ることは何かといえば、「父母様! どこどこに行って神が祝福してくださるその地を祝福してください」と、それを願い出るでしょう。それでどこに行くかといえば、みな「私の故郷に帰らせてください」。簡単であります。私の故郷に帰れるように願っているのです。今まで統一教会は、絶対に故郷に行くことができませんでした。クリスマスの時にも行けなかったし、行くことができなかったのです。これからは帰れるのです。しかし、行く時は家庭的メシヤとして行かなければならないのです。それでは故郷に行って、どのように一つにすることができますか。一つにする方法は簡単です。子女たちは神の伝統を伝える牧師となって、このようにすることによって天国をつくることができるという見本を見せてあげるし、父と母もその村の父と母や子女たちにこのようにすれば良い天国の村になれるということを見せてあげなければなりません。そうすればできるのです。簡単ですよ。簡単。夫と妻はお互いに愛し合い、父母は子女を、子女は父母を愛する、この愛の家庭を教材として自分が書いて、それを伝授してあげればいいのです。簡単でしょう。
では先生はどうですか。先生もこれから故郷に帰らなければならないでしょう。同じ立場ですよ。皆さんの家庭に父母がいなくとも、父母の代わりに愛する人たちをつくってあげたでしょう。統一教会にこれから反対がなければ、どれほど伝道しやすいことでしょうか。故郷に行って何をするのですか。故郷に行ってホーム・チャーチをつくるのです。ホーム・チャーチというのは何かといえば、スミスであればスミス氏族、ジョンであればジョン氏族の全部が一つの村に集まって、神様の栄光を内送々氏族であると称するのです。そうしなければならないでしょう。統一教会に対して反対しないようになれば、短時間のうちに天国が始まるのです。「善いみ言がある、善い伝統かある、善い先生の教えがあります」と、それで原理のみ言を語り、「今の世界がどうであれ、今の時がこうである」と言ったら、「そのとおりです」と分かって従ってこれる環境になるのです。
では神様がメシヤを送るのに、家庭を中心とした四位基年を完成したメシヤをこの地上に送ったことがありますか? (いいえ)。だからその所願というのは、すべて人間の所願です。皆さんが四位基台を、メシヤ的責任をもって成すのです。そこに行って反対されたとしても、帰ってきて夫が慰めてくれたり、子女が慰めてくれたりするので、どれほど良いでしょうか。今までは堕落世界がいくら反対したとしても、慰めてあげてはならなかったのです。これからはそうではありません。この時間、皆さんは四位基台を成しています。ちょうど真の父母様の御家族のような、同じ位置にいます。その基台さえあれば、皆さんはいかなるところにおいてもサタンに勝つことができるのです。それが原理の見解です。はっきりしています。何の問題もありません。これは本当ですよ。だから私たちは原理を学ばなければなりません。分かりましたか。問題ありません。(拍手) それで今、レバレンド・ムーンという人は何かといえば、家庭メシヤ団を世界的に送ることができる人です。そういう結論を出ます。なぜ家庭メシヤ団が必要であるかといえば、サタンが絶対に讒訴することができないようにするために、メシヤは家庭単位でなければなりません。完全に一つとなって父母をつかまえて、「み旨のために選びました。あなた様がここに来て住まわれ、慰めてくださらなければなりません。どうですか」、と言えば、「そうだよ」と答えるのです。それでこのような聖水伝授式が行われるのです。分かりましたか。これは、人類史上において、始まって以来のことであります。
八月二十日という日は、先生が解放される日であると同時に、皆さんを家庭的解放圏をもって審判主として世界へ派遣する時なのです。家庭が強力になり、家庭を神様が押してくださるので、反対すればこれからは罰を受けるようになります。直ちに受けるようになります。神様の愛を中心として皆さんの家庭が立っていれば、サタンが侵犯することはできません。それが原理観です。皆さん、ここで祝福を受けた家庭で夫婦が完全に一つになつている家庭がいるとしたら、手を挙げてみてください。(みな、笑う) なぜ笑ってしまうのですか。先生が四十年間において監獄に何度入ったか知っていますか。監獄に六回も出入りしたのです。そして五年以上の期間を刑務所で過ごしました。皆さんがここに参席してこのような祝福を相続するということが、どれほどおそれ多く、どれほどすごいことか、勝利した者でなければ理解できないのです。
考えてみなさい。今、先生が話しているこの話が、根拠のない、虚構極まりない話のようであったら、それをだれが信じますか。しかしそれらは、すべて理論的に体系化され、現実に当てはまるようになっているのです。このようにして反対していた国に対しても、押し進んでくることができるのです。一歩だけ上っていけば霊界です。天文学的に見れば二一〇億光年の宇宙が、私たちの活動舞台です。私たちの体でもって、そのような世界を全部管理することができますか。そこに関心がありますか。ありませんか? (あります)。もしお母様がいなかったらそこに行きたいです。(お母様ありがとうございます)。(笑い) 先生は男でいえば豪傑です。遊ぶことも好き、旅することも好きです。そういう先生が、今まで全然そういうことができずに、完全に蕩減のもとに生きてきたのです。どれほど素晴らしいかといえば、神様が先生にほれ込んでしまうほどです。神様は身動きできないほどに先生を思い、神様の解放が先生の手にかかっているのです。
これからは皆さんが、皆さんの土地、皆さんの所有権をつくらなければなりません。これからは皆さんのものにしなければなりません。結婚したら分家するのと同じです。今はそういう時が来たのです。何の話か分かりますか? (はい)。今まではホーム・チャーチを自由にやってきましたが、これからは必ずやらなければなりません。これからは皆さんが父母にならなければなりません。このような相続権を祝福したらいいでしょうか。しなくてもよいでしょうか。(したらいいです)。これが連結されれば、支派が始まるのです。それは国があって設定されるのです。国ができるまで私たちはそれを拡張して、国を全部消化しなければなりません。
これからは夫婦で喧嘩したならば、その子女たちそ前にし、霊の子女を前にして、許しを得なければなりません。カイン、アベルが行くべき伝統を切ってしまったので、これらを一つにすることができずに反対のことをしてしまったので、子女たちの前で悔い改めなければならない時が来るのです。共同の運命なのです。また子女が誤ったなら、父母の前で謝罪しなければなりません。もし夫が誤ったなら、その子女たちと妻に許しを乞わなければなりません。同じです。だから皆さんが一つになって生きるようになっているのです。原理から見ても、四位基台をつくってから別れたり、争ったりすることができますか。愛を中心として一つとなって、幸福で、喜びながら生きなければなりません。この道は永遠に行く道であるのですから。
今まで喧嘩をしたことのある人は手を挙げてみなさい。女性の中で夫に殴られたことのある人は手を挙げてみなさい。その大部分は女性の口のせいです。八〇パーセントは口のせいで殴られるのです。(笑い) 男性は女性に比べると口が重いほうです。女性はベチャクチャ、ベチャクチャ……。では女性に殴られた男性は手を挙げてみなさい。(笑い)
先生が監獄から出てきて、きょう皆さんに与える贈り物は、歴史的なものです。これから皆さんはどれほど多く伝統を繁殖するか、これが問題です。霊界はまだ地のように混んでいません。霊界の版図をだれが多く占領するかという問題が、皆さんにはあります。霊界に行けば、みんな先生に会えるでしょう。その時あなたは、「霊界にどのようにして来たか」と問われた時、「私はこのようにして来ました」と言わなければなりません。その時、とんでもない姿で来る者がいてはいけません。この地上でやるべき使命をやらなければなりません。先生の責任も今までこの地上にあったため、今まで四十年間、血と涙を流しながらやってきたのです。それでけさ、幹部たちを集めて何を話したかといえば、「統一教会が歓迎されるようになっても、高慢になったりしてはいけません。頂点に立った時は、深く下がらなければなりません」と話したのです。高い山があればそのすそには、その山と同じくらいの深い、根になる山があるのです。木を見ても、大木であれば根が深いのと同じように、皆さんもその時、高くだけではいけません。根を深くして授受することに上手にならなければ、残り得ないのです。
これからの統一教会の最も危険な時はいつかといえば、アメリカが歓迎し、全世界が歓迎する時です。その時はどうなるかといえば、外部からの迫害がないために、神様と先生が迫害しなければなりません。(ありがとうございます。一〇〇回以上しても足りません)。
祝福家庭、決心をしましたか。これから良い暮らしをしようと思っていた者、部屋がどこにありますか。部屋は何の部屋ですか。エデンの園のアダム、エバに部屋がありましたか。アパートがありましたか。車がありましたか。彼らには両足がありました。それは11号車(彼らの両足のこと)です。それはガソリンもマシーンも運転手もいらない車です。そしてどこにでも行けるのです。ですから有り難いのです。そのように簡単に考える時、何が必要ですか。すべてをそのように簡単に思うのです。
アブラハムの時ソドムとゴモラを、硫黄の火で審判する時、ロトの妻が後ろを振り向いて滅びてしまったのと同じように、もし先生がベルベディア、イースト・ガーデンの家が立派であるからイースト・ガーデンに永遠に住もうとすれば、どこにも行きたくないとすれば、先生は塩の柱になってしまいます。先生がそれほどまで考えているとしたら、皆さんはどれほど考えなければならないでしょうか。
ですから、そのような伝統を祝福して、相続したほうがいいですか、それとも相続しないほうがいいですか。(相続したほうがいいです)。分かりましたね。カイン、アベル、すべてを一つにするのです。これからの皆さんは、受難の時期が過ぎて、天下がそうなってくるでしょう。見てみなさい。そのような時に、皆さんが家庭を中心として完全に天の基盤をつくるために、全体的に努力してくれることを願います。
孝進、立ってください。私は孝進を中心として、イースト・ガーデンで祝福したすべてを祈祷して帰ります。では祈りましょう。
愛するお父様!
きょう一九八五年八月二十日、この日を期して、あなたが立てた「一勝日」、一九八五年八月十六日朝に設定したその式をここに延長して、全世界にいる統一の群れと共に神様に侍り、真の父母に侍り、真の子女に侍り、四位基台の原則的勝利の統一圏を世界基盤の上ですべてを蕩減し、解放の日と共に解放圏を授与することのできる特別な日を付与してくださったことを、特別に感謝いたします。今新しい聖水を通して、今までサタン世界に因縁をもっていたすべてを清算し、今は神の家庭として神の国の伝統を受け継いで、地上において自分の本郷の地を中心として神が臨在することのできる民族的教会をつくって、神様と共に、直接的に共に生きることのできる環境の土台を引き受けることのできるこの時間を付与してくださったことを感謝いたします。
今までホーム・チャーチを中心として七八年以降から教えたすべてが、これから地上に定着することのできる一つの起源を備えた世界史的蕩減路程をすべて経るまで、父母様の受難と父母様の家庭の蕩減を経てこれを清算し、解放とともに復活の恩賜をこの天地間に立てることができることを感謝いたします。
霊界にいるすべての霊人舘、霊界に行っているすべての道主たちが完全に一体となり、特にイエス様を中心として興進君と一つとなって、キリスト教文化圏を動かすと同時に、ユダヤ教の文化圏を連結し、キリスト教と統一教会の文化圏を連結して霊界が縦的な通路を開放すると同時に、横的な通路を開放するカイン、アベルの子女の基盤を拡大することのできる世界史的なこの恩賜をもつことのできるこの時間を許諾してくださったことに感謝しますので、これから真の父母様と共に、真の子女たちと真の祝福家庭の子女たちが完全に一つとなり、真なる父母様の家庭と真なる祝福家庭が一つとなり、そればかりでなく教会が一つとなり、一つとなったこの教会を中心として既成教会が一つとなり、そうしてアメリカと一つとなって、全世界を抱くことのできる時代の運勢が私たちの目前に来ていますので、この時代に格別にきょうの契機を中心として決意を固め、勝利の盾をもって、天の家庭的すべての統合圏をもって、復活の恩賜圏をもって、強く雄々しくなって、今や定着の勇士たちとなれるように許諾してくださることを、懇切にお願い申し上げます。
世界至る所に行ったとしても、あなた様が共にしてくださいまして、このようなみ言とこのような内容で動いている式典とその過程には、神が直接に主導することのできる蕩減条件を設定して、サタン世界を追い出し、善なる権限を立てて栄光の場に現れることのできる恩賜を、千万時代を経て祝福してくださることを懇切にお願い申し上げます。今から、十六日の朝に挙行したすべてを祝福したすべてをここに伝授され、祝福を受けた家庭全体、世界にいるすべての家庭の上に、豊かで不足のない、充満なる恩賜を備え、彼らによって氏族的基盤を地上に拡大することによって霊界に連絡し、その氏族と民族圏を連結できることによって、地上に統一圏、文化圏が新しく出発できるこの時間となれますように許諾してください。これから四位基台圏、家庭的出動を神の前に命令いたしましたので、これを中心として完全に家庭的責任を果たすにおいて恥ずかしくないようなメシヤ的基盤を残すことができるように祝福してくださるとを、懇切にお願い申し上げます。
このような内容を伝授する式典がお父様の名でもって伝授しますので、これをお受けくださいまして、栄光の中で、これらすべてを天と地に定着させる基準としてくださることを懇切に懇切にお願い申し上げながら、すべてを真の父母の名で祝願いたしました。アーメン、アーメン、アーメン。
以上。
最後まで訓読していただきありがとうございました。

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