正しいアベルカイン観の原則にかえろう
堕落により、アベルとカインは怨讐関係になりました。
それを神の真の愛で一つとなるならば、堕落の怨讐関係を越えて、神様の本然の位置を復帰することができるという原理を知っています。
私たちは絶えず、アベルとカインの心情の蕩減をしながら、復帰摂理を担当することを通して天一国の創建を目指しています。
そして、サンクチュアリには勝利されたアベルとカインの実体であられる二代王様と国進様のお姿があります。天一国の理想を成就する標準が確立しているということはどれほどの希望であるかはかり知れません。
お父様のみことば 「牧会者の道」摂理歴史に現れたアベルとカイン
アベルは神様の恩恵を受けたからといって、うれしいと自慢をしてはならなかったのです。恩恵を受けたならむしろ自分の不足を悟り「お兄さん、すみません」と言わなければなりませんでした。そうしたならカインが殴り殺しますか? 殺さないでしょう。これがアベルの失敗です。(三四―五一)
皆さんはアベルが好きですか、カインが好きですか? (アベルです)。私はカインも好きでなく、アベルも好きではありません。どうしてでしょうか? アベルが、カインすなわち兄と共に供え物をささげた時、神様が自分の供え物だけ受けて兄の供え物を受けなかったとしても、兄に純粋に対さなければなりませんでした。兄のことを考えなければなりませんでした。そして「ああ、お父さん、なぜ私の供え物だけ受けたのですか?」と言って泣きわめいて、兄のところに行って「私の供え物だけ受けた神様は嫌いです」と言ったなら、神様はどうされたでしょうか? 間違いなくカインを愛さずにはいられなかったでしょう。
そのアベルカインのお父様の思想は怨讐関係を克服し、本然の天一国の理想を実現することができますが、日本の統一教会家庭連合では、その思想を歪曲し、お父様の理想を破壊してしまいました。
・アベルは神が選ばれた善の立場であり、カインはアベルに従うべきである。
・教区長(教会長)、本部(会長)は神が選ばれたアベルの立場である。
・カインはアベルに服従すべきである。
・カインはアベルを通して神につながることができる。
などと。
結局、間違ったアベルカイン観を蔓延させて対立的な体制を構築しながら、中央集権の独裁体制としてきてメシヤへの道を塞いでしまいました。
お父様のみことば 「牧会者の道」
カイン・アベル問題を中心として……。「私は、本部から発令された地区長であり、または教域長であり、または教区長だから、私の言葉を聞くのです」。とんでもないです。こちらは神側であちらはサタン側であるため、サタン側が自分の言葉を聞くようになっていますか? カインはサタン側なのに、サタン側が自分の言葉を聞くようになっていますか? なっていないというのです。
自分の言葉を聞かせるためには三倍努力しなければならないのです。三倍努力すれば一つは返ってくるのです。それはなぜですか? 蘇生、長成を越え完成数が天のものであるから、今日復帰路程でカインを救おうとすれば三倍努力して一つが返ってくるのです。そうなっているのです。それなのにこれは伏せておいて、命令することだけ知っていて、命令を受けることを知りません。姿勢が間違っているのです。
カイン・アベル原則はそうではないというのです。アベルはカインの生きる道を整えるために血を流したというところに価値があるのです。そこに貴いものが、そこに勝利の基準があるのです。皆さんも同じです。皆さん自身がみな食口たちのためにどのくらいアベル的な責任を果たしたのですか? 犠牲になってその一つの生命を……。人生の最高の目的と同じくらいその一人に生命を傾けて、どのくらい育ててみたのかという問題を、皆さんが自問自答してみなければならないというのです。(七〇―一四九)
今また、日本のサンクチュアリにおいても同様な試練を受けています。家庭連合の失敗を蕩減すべきであるにも関わらず、同じように破壊の道に向かおうとしているところもあります。
その根本がどこから来ているかを知ることが重要です。
真のお父様のみことば 1993年6月4日
先祖の道は後孫にとって恐ろしい道です。すべてアベルのせいです。日本の責任者たち、イエス様の先頭に立った兄さんの使命を行っていますか。アベル圏だから兄さんでしょう。上の幹部たちが下の弟たちを犠牲にするのですか。それは反対です。あなたたち考えてみなさい。今まで勝手なことをやって来ました。日本から、エバ国からこれを訂正しなければなりません。そうしないと将来大変なことになります。
日本で統一教会から離れた者が、サタンの戦略で入って来て、サタンも統一教会に入れさせて、引っ張って反対の基準を作るのです。これは怨讐の怨讐です。そうなれば、一家族、一族全体まで、後孫まで引っ掛かります。恐ろしいことです。売国者の後孫は、国、歴史が批判するのです。自分の先祖が引っ掛かり、自分の後孫が引っ掛かります。霊界に行ってみなさい。
サタンは摂理を破壊するために、戦略として神様と反対の論理を展開し、そのような間違ったアベルカインの思想を植えこんできたということを気が付かなければなりません。でなければ、家庭連合と同様に失敗してしまいます。
私たちは、そのサタンの戦略に乗らないようにし、正しいアベルカイン観の原則を実践することが重要です。そうしてこそ、勝利された真のアベルカインの三代王権に連結されることになります。
神様が干渉することの出来ない人間の責任分担ですので、三代王権も同様に干渉することのできない内容です。正しいアベルカイン観の原則を自ら悟り、実行することが願われています。

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