阿南信義

泣いておられる神様

お父様のみことば   御旨と世界  608p

 一人の男がこんなにも弱くなり得るものか、と思ったこともありました。ある意味では同じ弱き一人の人間に変わりないのです。しかし自分をそんなにも頼りにしている神であることを知っていますから、そういう神の心情を思うと、いても立ってもいられなくなり神の願いを果たして神を慰めたいという思いにかられます。

 「神よ、全能なるあなたは、その望むところの何事も成すことがおできになりますのに、御自分の子なるアダムとエバの罪のゆえに、御自身をそのような苦悩の中に陥れられました。苦しむべきいわれもないあなたが、かくも寄る辺なき身となられて、真に頼ることのできる子女を、そんなにも長い間ひたすら待ち続け、探し求めてこられました。私にはそういうあなたのお心がよく分かります」。

 誰でも、先生の内面の世界をかいま見ることでもできたならば、ただ“わっ”と痛哭せずにおれないでしょう。特に、常に神に祈り、霊界を見たり啓示を受けたりしている霊通者たちは、みなこういうことを言ってきます。「文先生について祈る時は、いつも決まって神様からの答えは“涙”です」と。先生のことを祈ると神様は泣かれるというのです。寂しい一人の人、文先生を見つめる時、人知れずすすり泣いておられる神様なのです。

  創立以前の内的教会史 1977.5.1

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神様は天地創造の最後に人間アダムとエバを創造され、神様のすべての内容を相続させようとされました。
しかし、その成長の途上において、堕落したという事実を私たちは原理を通して知っています。
神様がどれだけの期待をされて待ちに待ってきたアダムとエバであったこと、そして堕落していくエバのその姿を通して神様がどれほどの苦痛を味わっておられたかということをお父様は神様の立場からその心情をご存知であられ、神様を慰めてこられました。
神様が泣かれるほどにお父様は神様の心情に立たれておられます。

私たちは頭では知っていますが、心情では遠く及びません。
神様の心情を体恤しておられるイエス様であり、お父様であられるから、あれほどの試練と迫害を越えてこられたと思います。

今、また、天宙的歴史的大事件が起きてしまいました。
復帰されたはずのエバが再び堕落するという、想像することもできないような、有り得ないことが実際、起きてしまいました。
天地創造の後、エバが堕落したと同じ状況が今、現実に起きています。

私たちはどう行動すべきでしょうか。
亨進様はアメリカの荒野で国進様と共に、天一国国歌を歌いながら、涙の深刻な祈祷を捧げてこられました。
代身者相続者としての使命を全うされながら、神様の心情、お父様の心情を深く相続され、慰めておられます。神様とお父様はそこにおられて、私たちは励まして下さっています。

私たちは如何なる内外の迫害や試練があろうともお父様の如く、神様の心情を求めて祈り、お父様に自らの使命を祈ることであると思います。
そのことに徹していけば、お父様や、イエス様の如く迫害や試練を克服することができると思うのです。
そうしていけば神の王国の建設は早くなると思います。

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阿南信義
Posted by阿南信義

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