阿南信義

終末に際してどうすべきか



みことば 1957.10.13 御国とその義を捜し立てよう

今日、この地上に生きている数多くの人間は、神が預告され御国とその義を捜し求めらられないでいます。それで御国とその義を捜し求めることが今日我々人類の所望であり、また今までの数千年の歴史過程の人間におきましても、一つの所望であったことを、皆さんは知らねばなりません。

 それでは、このような所望の御国、所望の義がどうして我々の最後の目標として残るようになったのか。それは人間が堕落したからです。人間の堕落によって、御国とその義の中心になる神と人間が、何らの関係も結べないままにおかれているのです。即ち御国とその義の中心であるアボジに対し、詳しくは知らない人間になってしまったので、神様はこのように無知な民と人類を目覚めさせ、アボジがどんなお方かを知らしめるために、今までの歴史路程で苦労されてきたのです。それで御国とその義を捜し立てることが、今だに我々の所望であり、目標として残るようになったのです。

 このように、御国とその義を地上に捜し立てるアボジがおられるなら、アボジのみ旨が地上に必ず残ることを、皆さんは知らねばなりません。

 それでは、このように人間が所望とする神の国、神の義を捜し立てるために、皆さんはどうしなければならないのか? 今までの歴史路程において人間と関係を結んで、御国とその義を捜し立てるために苦労されてきた、アボジを捜し求めなければなりません。まずそのアボジを求めなければ、御国とその義は捜し立てられません。ですからこの世の中に生きている人間は、誰もがどんな歴史過程を経てきているとしても、まず御国の主人公であるアボジを捜し求めなければなりません。ところでもしも人間が、アボジを求めなかったなら、アボジの栄光が地上に現れないばかりか、人間が所望とする神の国と神の義を、この地上に捜し立てることができないのです。



 それでは地上の誰もが異口同音に、今日を終わりの日と言っているこの時、即ち、歴史的な終結、科学的な終結、倫理と宗教の終結を予告するこのような世界的な終末時代に面している皆さんは、どのようにしなければならないのか。
イエス様が叫んだ御言、即ちまず御国とその義を求めようとされた御言のように、自身のすべてのことを考えず、ただこの地上に神の国と、神の義を立てるために、不変の忠誠を尽くす人間にならねばなりません。そうして皆さんは、自身を満宇宙のまえに誇り、神の代身者の使命を完遂する人間にならねばなりません。

 即ち、御国の本質的な理念の内容を、皆さん自身の生活に適用し、これが皆さんの人生に実証的な価値を形成して、永遠の未来を約束する希望の一日を成してゆかなければならないのです。ところがもしもこんな皆さんにならなかったら、皆さんは神がアダムとエバの堕落以後四〇〇〇年の間苦労した後、イエス様を送られて役事したみ旨と、イエス様以後今日まで、イエス様と聖霊を合わせた三位神が役事したそのみ旨とは、何の関係もなくなってしまうのです。

 このような観点から皆さんは今、何を捜し求めなければならないのか。皆さんは御国とその義を立てられない、即ち天宙的な理念を立てられない不義の条件等を、捜さなければなりません。こうして皆さんが一身の生活において闘って勝利し、神の息子・娘であるイエス様の代身存在にならなければならないのです。



 神様は今、この時間も、与えたい心に染みて生きる人間が現れることを願っておられ、イエス様は自身を殺したこの地上のすべての悪の勢力を踏み越えてあがる人間が現れることを、待ちこがれているのです。もしもこのような存在が現れたなら、彼は真にこの社会の主人公になり、この国の主人公になるのですが、今だにこんな一人の人間が現れないことが、神とイエス様の切なさであることを、皆さんは知らねばなりません。

 こんな主人公になるために地上に来ては行った数多くの先知先烈たちがいますが、歴史上の先祖たちは彼らを埋め、また迫害して嘲弄したのでした。ですから今日一自体を立てて、このような歴史的なすべての過ちを精算することが、皆さんに対する神の所望であるのです。

 今このような神の所望のみ旨を成してあげるには、皆さんはどうしなければならないのでしょうか? まず神の国と神の義のために、血の滲む十字架の道を耐えて行かれたイエス・キリストの後に従う人間にならねばならず、次には六〇〇〇年の歴史の中で、数多くの先知先烈たちが自分一身の栄光をふり捨て、神のみ旨を成すために苦労したその道に従って行く人間にならねばなりません。




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Posted by阿南信義

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