阿南信義

キリシタンを先祖に持つ地域の伝道をどうするか


昨日は大分県の南部の佐伯市宇目町で「ルイサを偲ぶ講演会」を開くことができました。
宇目町は人口3000名に満たない山の中にある地域です。

「ルイサ」は洗礼名で篤信家の女性キリシタンの名称で、401年前の1619年1月22日(陰暦)に亡くなられ、昨日が陽暦でちょうど命日にあたる日でした。それでその日に記念の行事として講演会を予定し、準備してきました。

命日の記念行事は昨年からで2回目となりました。

その準備のためにチラシ3000枚を作り、その地域を中心として、聖殿シックの有志10数名が戸別訪問しながら、400年以上前に苦労されながら、神様の摂理を担当されてこられたキリシタンのルイサをはじめとする方々を偲びつつ、心情込めて各家々を3000軒、訪ねて回りました。中には足の悪い婦人シックが300軒以上回ってチラシを戸別で配布していて、その様子を聞いて感動を覚えました。

また宇目町出身の婦人シックは講演会を案内のチラシは配布するために、5日間連続して、軽の車の中で宿泊しながら戸別訪問をしながら伝道しました。一人夜中車の中で過ごすときに、苦労されたキリシタンの方々を想いながら一人ではないという心情を体験したといいます。


どれだけの人数の方々が来られるかという目標は立てることはありません。ただ神様が日本を愛する心情で宣教師を送られ、その宣教師を匿い助けるために迫害されながらも信仰を立ててこられたキリシタンの皆様の精誠を相続したいという動機ですので、準備するための多少の苦労はただ感謝でしかありませんでした。

参加者は39名で地元の方は12名参加されました。今回の講演は日本キリシタン史研究家の宮本次人講師と私が担当しました。私はサンクチュアリ大分教会の牧師という立場です。

その講演の前に、地元でキリシタン史を研究されている人格者の方が挨拶をしてくださったことで、一方的にこちらが企画したものではなく、再臨復活された当時のキリシタンの皆様もともに参加されておられるという想いをもちました。



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戸別訪問で配布した講演会案内のチラシ


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ルイサの墓参り、青年による献花


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みんなで讃美歌を歌いました


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はじめに地元の歴史研究家の方が挨拶されました


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講演会の様子です



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Posted by阿南信義

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