クリスマスとイエス様と氏族的メシヤ
19日から一週間ほど中部関東方面を回ってきました。最後の日はクリスマスです。
クリスチャンのみならず、一般の多くの人々がこの日を祝いますが、神様の立場からこの日を考え、行動された方は殆どいません。真のお父様が生涯をかけて闘ってこられたのはイエス様の路程を蕩減する道であり、それを完全に解放するための路程であったと思います。
それで真のお父様の路程を相続するためにあるのが、家庭教会・氏族的メシヤとしての歩みでありますので、それを強く意識し限界を超えなければと思います。なぜならその路程を勝利し完成すべき任務を授かっている者であるからです。
その限界の壁を越える方法をどうすればいいか。それを悩みます。
とにかく、ユダヤ教の蕩減をキリスト教がしたように、家庭連合の失敗をサンクチュアリで取り戻さなくてなりません。そのためには真のお父様が語られたみことばを相続し、体恤することだと考えます。

真のお父様のみことば 「霊界肉界統一式宣布」1982.3.28
皆さんが統一教会に入教以来、多くの歳月をかけて歩んできた第三次七年路程がなんであり、今がどのような時かを話したいと思います。人間が堕落したために、私たちは蕩減復帰の道を行かなければなりません。アダムの失敗、イエス様の成し得なかったこと、父母たちの失敗のすべてを探し出して、再び、その道を歩みながら蕩減復帰しなければ許しを受ける道が生まれてこないのです。
アダムとエバが堕落した原因が何かといいますと、第一に絶対的信仰が無かったことです。そして第二は絶対的理想的愛をもてなかったことなのです。アダムとエバは理想的な愛についての絶対的観念を失ってしまったのです。理想的愛とは、自分を信じることでも、愛することでもありません。それは神を信じ、神を愛することなのです。ゆえに最初の先祖を蕩減復帰するためには、絶対的信仰をもたなければならないのです。そして次に絶対的愛をもたなければならないのです。
二番目の先祖はイエス様です。イエス様も同じように絶対的愛をもつことができなかったのです。弟子たちが本当にイエス様を愛していたとするならば、イエス様一人を死の場に追いやることはできないはずです。弟子たちが一体となって共に進んだならば、イエス様が独りになるはずがありません。たとえ自分たちが死んだとしても捨てられるものではないのです。弟子たちの不信によってイエス様はユダヤ教を失ってしまったのです。
統一教会は第三次のものとして現れたので、これらのすべてのものを蕩減しなければならないのです。ですから、第一次、第二次と同じように絶対信仰によって、ユダヤ教の代わりのキリスト教と、ローマの代わりのアメリカを蕩減復帰しなければならないのです。ところが、そのキリスト教が今、統一教会に反対しているのです。まさにイエス様が行かれたと同じように反対してきているのです。この道は(イエス様の蕩減路程として)通らなければならない道なのです。
先生がこのようなみ旨をもって現れたとき、韓国のキリスト教が全部反対しました。そのためにキリスト教が築き上げたものすべてが北韓の出現により奪われてしまったのです。
イエス様のとき、キリスト教はユダヤ教の怨讐であるローマまで行ったように、今日の私たちと北韓をはじめとする共産世界と闘って蕩減しなくてはならないのです。そのために先生は北に行き、二年八カ月の間、獄中生活をしたのです。これはイエス様の公生涯に相当する歩みでした。そこで何をしなければならなかったといいますと、イエス様が獄中(十字架の道)に行くとき背いていった十二弟子の数を取りもどさなければならなかったのです。ですから反対されても、獄中で負けるわけにはいかないのです。獄中で十二弟子を中心にしたキリスト教文化圏を取りもどすことができる基盤を築いてこそ、南に下りて来ることができるのです。
共産圏内の監獄で先生はどのようにして十二弟子を伝道することができたでしょうか。それは霊界でみな伝道して先生の周囲に従うようにさせたのです。このようにして、十二弟子を立てることなしには、キリスト教世界において戦いを展開することができないのです。
キリスト教の歴史は、十二弟子の数を地上で失った上に立てられた歴史(霊的基盤の上に立った歴史)ですが、統一教会の歴史は獄中で支持された基盤の上に立った歴史(霊肉実体の基盤の上に立った歴史)をもっているのです。この点が今までのキリスト教と違うのです。このようにして、霊界、地上界の誰がみても、統一教会がすでにあるキリスト教よりも勝れているという基盤をもってから出発しなければならないのです。このようにして出発し、南に来た先生と十二弟子に対して、南韓のキリスト教が対立したのです。すなわち、キリスト教と統一教会が戦ったのです。サタンはこのようにして妨害したのです。
先生とキリスト教との戦いの場は、イエス様とユダヤ教がぶつかり合う場なのです。イエス様とユダヤ教がぶつかり合う場で、イエス様は死んでいかれましたが、先生はこの場で、いかなることがあっても死なずに獄中での闘いに勝利しなければならないのです。
次に、キリスト教は国家的背景をもって、先生と弟子たちを投獄したのです。当時の韓国は米国と結ばれていて、それはちょうどイエス様当時のイスラエルとローマのようでした。もし先生が韓国において勝利すれば米国に行くようになっていました。
先生は米国に来てからも苦労するだけ苦労してきました。そして今でも国と対決しなければならない難関を通っているのです。霊界を中心とした三年六カ月におよぶアメリカの戦いを一九七六年九月一八日(ワシントン大会)をもって終了しました。先生はいつも何が真理であるかを真正面からアメリカの大統領自身に語ってきました。そして、それ以後、アメリカ政府の情勢は、ひっくり返るようになるのです。四十代目の大統領は神が支持することのできる大統領でなければならなかったので先生は総力をあげて支持してきたのです。
先生は北韓で獄中生活を出発して、南韓に入ってからの獄中生活も含めてキリスト教圏内を中心に死ぬほどの苦労を重ねてきました。一九四八年二月二二日から一九八二年二月二二日まで、満三十三年の歳月が流れていきました。この三十三年間はイエス様の三十三年の生涯に合うようになっていて、これを蕩減することにより、霊的基盤と肉的基盤を連結することができるのです。このようにして霊肉の蕩減基準を連結したポイントが国家的基準を越えて世界的基準にまでならなければならないのです。この世界的基準で連結した日が一九八二年二月二二日なのです。そしてイエス様の三十四歳の圏内に入るこの日はイエス様が死なずに生きて出発する復活圏に入っていく時となるのです。
この日を迎えて今までの歴史的蕩減はすべて終わりつつあるので迫害はもう幾らも残っていないのです。先生が今まで成してきたことは第一にユダヤ人ができなかったことであり、第二にキリスト教徒ができなかったことであり、第三に共産党ができなかったことであり、第四にはアメリカができなかったことなのです。そのすべてを先生は蕩減復帰してきたのです。
こうした勝利圏(二月二二日)に入った結果、天は先生の側に立っているのです。このような勝利の基準にまで上ったことにより迫害時代が過ぎ去り、この線(図-3)に入っていくので、この時から自動的な勝利時代がくるという論理が成立するのです。なんの話かわかりますか。この線以上の基準は本然の原理的基準となるので神を中心としてアダムとエバと天使長がいつも一緒に留まることができるのです。それまでは(図-3の下)それぞれが分かれたままになっているのです。そして、たとえ一つの所に留まりたいと思っても留まれる保証をもつことができないのです。この線を越えればサタンの讒訴を完全に抜け出るために本来の世界に入っていくのです。
先生は歴史上初めてこの基準を越えることができたのです。このことによって分離していた神とアダムが完全に一つになったのです。そして全霊界がこの全霊界がこの横線上に総再臨して定着することができるようになったのです。今までは協助してはまた離れていかなければなりませんでしたが、これからは定着することができるのです。そのような時代が、そのような時代が、この日から始まったのです。その日が、霊(界)肉(界)統一式宣布という記念すべき日なのです。
ここで縦の線は霊(界)的なものを表し、横の線は肉(界)的なものを表します。(図-3)この二つの線が中心にある真の父母に結合されるのです。
今後、三十四年目から四十年目にかけての七年間に、すべてのことをみな終わらせなければならないのです。そのときになれば、統一教会に反対する人を探そうと思っても探しだせないでしょう。私たちはこの間に共産世界までも越えていかなければならないのです。
これからの民主世界はキリスト教が再復興し、道徳や倫理の再建設運動が起こるようになるでしょう。皆さんは知らないと思いますが、それを可能にするために先生は今まで万端の準備を整えてきたのです。このような歴史的時代に統一教会員が心情的に一つになることのできる良い機会が、今アメリカにおける問題です。ここにおいて、すべての統一教会員が一つの心情、一つの目的に一致しなければならないのです。そうなれば先生が獲得した勝利は子女としてのすべての統一教会員に与えられるでしょう。
先生は今までに個人蕩減、家庭蕩減、氏族蕩減、民族蕩減、世界蕩減、天宙蕩減をなして、すべての基盤を築きました。そしてこれらのすべてのものを皆さんに完全に相続させてあげようとしています。皆さんがイエス様の死を蕩減した立場に立てばこれらのすべてを相続することができるのです。それがホーム・チャーチなのです。
ホーム・チャーチ基盤を中心としてカイン・アベルの氏族を連結させる運動をすることによって(それに勝利すれば)すべてのものを相続することができるのです。ホーム・チャーチを完成させれば霊界も境界線なしに自由に、通じることができるのです。
ホームチャーチ運動は氏族復帰運動です。イエス様が、ヨセフの家庭とザカリヤの家庭が一つになれなかったために死んだので、このことに対する蕩減が残されているのです。イエス様は、氏族基盤の上に家庭をもつことができなかったのです。皆さんも家庭をもとうと思えば氏族基盤がなければならないのです。ホーム・チャーチをすることによって皆さんの家庭が氏族の中心に位置するようになれば、家庭が守られるのです。ホーム・チャーチ運動を通してヨセフの家庭とザカリヤの家庭を蕩減復帰し、家庭の安全圏に立つことによってイエスの十字架を蕩減するのです。このために皆さんは家庭をもったならばホーム・チャーチに住むのです。
皆さんはホーム・チャーチがどれほど重要であるかを知らなくてはなりません。ホーム・チャーチだけ完成すれば自動的に国家、世界がつながってくるのです。私たちは一つの国家、一つの世界を夢みてきましたが、それが実現されるでしょう。先生が世界的勝利圏を成したので先生の名によって国境を越えて、それが共産圏であろうと、どこでもホーム・チャーチをつくることができるのです。そして国境を超越して生活することができるのです。そのようにしても、もはや、霊的には讒訴されないのです。
このような世界史的時代にふさわしい私たちのホーム・チャーチ運動は、いかなる愛国運動よりも、いかなる忠臣たちの運動よりも熾烈でなければなりません。それが私たちの行く道なのです。ホーム・チャーチがどのような国であったとしても、たとえソ連であっても、世界中のすべての人々がそこを通って自由に往来することができるのです。ホーム・チャーチはこのように世界を連結できる基地となるのです。霊界にも世界にも通じることができるのです。このホーム・チャーチの組織的内容を背負っている人は本然の人間としての資格をもっているために、本然の世界を霊界までも含めて自由に往来することができるのです。
そして先生が今まで蕩減してきたすべてのものを引き継ぐことのできる恵沢が与えられるのです。そして世界的蕩減条件を勝利した立場に立つために、誰からも何も言われることなく先生が行く所へはどこへでも行くことができるのです。アメリカ人が英国のホーム・チャーチに行こうとすれば英国の国家次元の蕩減を通じなければ行くことができないのです。しかし先生の世界的蕩減条件に連結されることによって、どこへでも行くことができるのです。しばらくすれば、私たちはビザなしで世界のどの国でも通過することができるようになるでしょう。(拍手)。これが一九八二年二月二二日を中心にした、今日の新しい歴史的な展望です。
統一教徒が待望してきた勝利を讃える時が目前に迫ってきているということを知り、総団結して先生と一つとなって、今日のホーム・チャーチ運動に前進しようではありませんか。(アーメン)。
今から統一教徒は夜明けの太陽のように現れてくるのです。今まで光を妨げていた雲が流れ去り、輝く太陽となった全世界の前に登場するようになるのです。それが先生の願いであり、統一教会の願いであり、霊界の願いであり、すべての人類の願いであったのです。
統一教会の信徒は、ただこの一日を見つめるために多くの苦難を通過してきました。その日は、すぐそこまできています。私たちは父母と一体となってホーム・チャーチに集中しなければなりません。もうすぐ私たちは太陽が昇るのを目撃します。皆さんはその太陽をどこで見たいと思いますか。高い山においですか、そうではありません。ホーム・チャーチのエリヤで私たちは太陽が昇るのを見るでしょう。
みことば「霊界肉界統一式宣布」1982.3.28

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