阿南信義

私にとって11月は試練と出発のときです

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私にとって11月は試練と出発のときです


私は1971年11月に名古屋市の栄地下街で伝道されました。18歳のときです。
豊田市の大企業に就職したばかりの新入社員ですが、思い切って休暇をとって名古屋の栄で公演される「ニニロッソの演奏会」に参加するために、栄にひとりできました。

始まる時間がまだだったこともあって、栄の地下街におりて、暇つぶしをしようと思っていたときに、声をかけられたのです。

若い女性が「人生問題に関心がありますか」と。当然ありますので「ありますよ」と返答すると、混み合った地下街でたったまま、20分ぐらい話を聞いたのです。

その方の話の中で今でも覚えている内容は、「今は明治維新のときのような時代です」、「そのような時代だから私は改革をする坂本竜馬みたいな人を探しているんです。そのことを神様に上(地上)で深刻に祈ってきたときにあなたを発見しました」。といわれました。

私は明治維新や坂本竜馬のことよく知りませんし、まして自分がそうだとも夢にも思ってことはなく、人材違いだと思いながら聞いていました。

それで、私はその場で守山修練所で行われる、3日間の原理セミナーに参加することを決めて、修練費も払いました。地下街で20分ぐらいの立ち話を聞いてから。

初対面の方でしたが、背後に誰かおられると会った瞬間、感じていましたので、そのまま信用しました。
当時、社会に出たばかりで、何も知らないので、勉強が必要だと思っていたこともあったと思います。


出会って、二日後から3日原理セミナーが守山ではじまり、参加しました。

地下街で話した話の内容から、寺小屋みたいなところかなと予想していましたが、大違いです。当時の守山修練所はできたばかりで、とても整備されていました。


また、講義の内容に、びっくりです。
なぜなら、明治維新の話と思っていたからです。そこに神様の話が語られるので、躊躇したのです。ここは宗教なんだとそのときはじめて、気づいたような状況です。

とにかく、自分は白紙の状態で受け入れると最初からきめていましたので、内容には反発もなく、その原理の偉大さに圧倒され、感服しました。

原理講義をはじめて、聴いて知ったことと確信したことは、再臨のイエスが地上にこられておられること、その方は1920年にご聖誕され、今、51歳になっておられるということでした。

1953年生まれの私はそのお方が33歳のときに生まれたんだなあと関連づけて、勝手に感動していました。
それが、原理をはじめて聞いた感想と印象で、今でも忘れることができません。

三日間の原理セミナーが終わると和動会が始まりました。
私を紹介した方がそばに来て、私に感想を聞いてきます。そして、「今度14日間の原理セミナーが明後日から大阪のほうでありますので、参加しませんか」と、聞いてきました。

私は考え込みました。

初めて原理を聞いて確かに感動した、しかしまだ何も理解していない、もっと勉強しなければならないと思っていたからです。

しかし、
私は、長男でひとり息子。姉はいますが、すでに嫁いでいました。親や祖母に対する責任はどうするのか。
就職していた会社は高卒でありながら、「生産技術部」という技術関連の部署で優遇されていました。工業高校からの特別な推薦があったからでした。
参加するにはやめるしかありません。やめれば学校側にに多大な迷惑をかけることになります。

しかし、そのとき思いました。
「今行動しなければ、あとで後悔することになるかも知れない」と。

結論として、
軽く「参加します」と返事しました。多くの不安を抱えながらも。

その夜は寝ることができません、修練所の屋上で徹夜で祈りました。寒さも感じることなく、これからどうするのか、本当に14日間の原理セミナーに参加するのかと。祈りもよくできないので、自問しながら朝方まで一人で過ごしたのです。
自分に「どうする、どうする」と深刻に訴えながら。

夜が明けてくると、なんかスッキリしました。

それで朝になって、会社の上司に電話しました。「会社を辞めます」と。上司は理由が理解できません。それですぐに、豊田市から私の上司とその上の方が、すっとんできました。

私が「もっと、歴史や世界のことを学びたいのでセミナーに参加したいんです。お願いします」というと「分かった。会社はやめなくていいので参加してきなさい」と理解してくれたのです。

しかし、私の会社を辞めるという決心は変わってはいませんでした。

それで、14日原理セミナーが行われる大阪の宝塚修練所に向かいました。
11月の半ばです。

私が、初めて神様を知り、原理を学ぶようになって、真のお父様につながるようになった最初の出来事です。

(づづきがあります)


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Posted by阿南信義

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