阿南信義

やり残していることをどうするか


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やり残していることをどうするか

1992年3月26日真のお父様がご来日されたときのみことばを私は直接東京の本部で伺いました。あらためてみことばを確認するときにやり残している多くのことに気がつきました。

昨日、投稿したみことばは3月26日に語られた最後の方の内容ですが、家庭教会、氏族メシヤのことを深刻に語っておられます。真のお父様が勝利された長子権の位置をくださるために来られました。それはシックのためではなく、日本国民を天国の国民とするためであったということです。

原理講義でイエス様のことを講義するときに、そのときの弟子たちは自分の救いのみ考えていて、イスラエル民族の救い、人類の救いを考えていなかったと言いますが、実際の私も結局同じ失敗を繰り返している状態でした。

ご来日された目的はなんであったか。真のお父様の愛を伝授するためであり、その愛の核心は家庭教会氏族メシヤの思想とシックに移譲して、日本を長子権相続の国家となすためでありました。

天の摂理をやり残したままでいる時に、国家は滅びてしまうことを思えば、今やるしかありません。
武器は真のお父様の愛であり、家庭教会プログラムです。真のお父様の心情と思想を武装することが勝利への道であると確信しています。

真のお父様が1992年3月27日朝語られた最後の方のみことばです。
今度先生が日本を訪問したのは、韓国・日本、アダム・エバ国が一つになり、アメリカ・ドイツが一つの国になること。それ以外のすべてのものは、地上天国一族王国である。そのような長子権王国圏というものを今まで持っていません。分かりましたか? 直系の長子権でもって、万人の歴史を指導して余りある伝統的基準を、天の愛、真の愛を中心として扶植し、敷設して、定着して、万年を越えても買えないような基盤を残していくのが神のご理想であったということです。

 それを日本の国民に新たに再教育しなければならない。日本は、一つの株式会社だね。日本は、国にとどまらずして、世界に跳躍するような真の父母と一体となったと思えばいいのです。日本は今から、経済力を祝福された土台に精神的内容を備えた場合には、心身分裂、悲劇の歴史が、心身統一した、アダム・エバの完成実体、八定の歴史からすべてが治まっていくという次元に入ったのです。日本の政府はそれを分からなければならない。

 それで我々は血統も超越し、国境も超越する。文化、習慣すべてを超越する力を持っている。だからこういう偉大な団体は今まで悪魔に包囲されて、個人的包囲、家庭、氏族、民族、国家、世界的に包囲されたその壁を一つひとつぶっ壊して、個人的壁、世界的壁をなくしていくのです。

 だから、今から世界的な問題、思想的な問題の魁首が文先生であり、宗教的な問題の男が文先生です。回教のリーダーを連れてきて祝福してやるからです。その時には、既成家庭の祝福も共にしてやるのです。
 宗教圏というのは、人類の五分の三、五分の四まで占めている。もし、それが一つになったとするならば、日本なんか話にもならないよ。え。そういうような、神に嫌がられる日本にならないように、君たちは日本全国において、今から先生がアメリカへ行って西洋文明と戦うことと同じように、機動隊を編成してやるんだよ。分かった? 定着じゃない。先生は定着して来なかった。五十州を自分の活動舞台として、移動バスに乗ってやった。それと同じように、「定着するな!」。

 反対する群衆を防備するために、統一教会は今まで故郷を捨てて出た。その時は親も反対、皆先生を反対した。「ああ、統一教会はよくない。よくない」と反対した。しかし今になっては、「統一教会は偉い」と、それが分かるようになったよ。日本の地においても、勝共でなければ日本の将来の希望はないということが結論になるようになってきた。それぐらいに、文先生の名声は、富士山は問題ありません。ヒマラヤの峠を越えて、世界のいずれの地でも有名な先生になっている。先生がもしも世界巡回、世界大復興会を行えば、もう国が動くような段階にきているのです。

 先生の名声が高まることによって、四方の、今まで闇夜であったサタン主管圏の世界が、今や黎明を過ぎて、朝日が登るようになってきたのです。ですから、統一教会と一般の人々と比べてみた場合には、天地の差異があるのです。言わなくても、自らその方向に付いていかざるを得ないような結論を見いだす世界になってきたのです。日本もそうだろう? (はい)。アメリカもそうだよ。
 
今度、アメリカのPBSという六〇〇〇万人が見るという放送で、文先生をぺちゃんこにしようとする悪辣な怨讐がいて、その総力を上げて叩き潰そうとしてきた。それには、真実のことを話さなければならない。そこで、「八〇年代に入ってレーガン大統領を当選させたのは文先生であり、ブッシュ大統領を立てたのは文先生である。このような背後に組まれた膨大な力の影響を今、アメリカ人は権勢を傾けて防備しなければならない」と。その内容を知って、アメリカでは大変なことになってきた。「七〇年代に、国家に問題を起こしてきた文先生は、十四年間で死んでしまったと思っていたのに、こんなに内的基盤を確立して、今になって怒涛のごとく、カイン的な世界へ押し出すとは思わなかった。大変だ。 文先生、偉い。 若者は文先生の写真を持って尊重する。 教壇に立っても教義で反対する者はない。」という歓声がわき起こるようになってきた。日本もそういうふうにしなければならない。分かった? (はい)。日本を覚醒させなければなりません。

 昔、統一教会に入った時に、その部落全体の反対の陰の下で消えてしまうように思ったその統一教会の群れが、今や故郷に旗を掲げて帰ってきた。帰ってきた姿はみすぼらしく、何も持たないんだけれど、今からを見ていなさい。三年、十年、待っていなさい。「私の話を聞け」と、堂々たるものです。「過去には何も知らなかったので、聞きもせず、内容も調べないで押し出した親、その親戚、その兄弟は、いずこにいるや8 本当に愛していた場合には、それは命を懸けて、統一教会の内外共に比較対象して勉強した後に判断しなければならないのに、噂でもって自分の子供を死刑場で首を切ってしまうようなことは何じゃ」と。一発で来るようになる。

 昔は自由自在にして一人の首を切ってしまったが、今はそうじゃありません。帰ってきた者が一つの郡において数十名、数百名はいる。それが群れを成してぶっかけ合うのです。話しする何の必要もありません。押す一方である。一方に倒れる以外に道はない現代の環境に入ってきたのです。だから、年来の迫害の恨みを愛でもって、彼らの生命を新しく切り換え、それを接ぎ木させてやって、神の荒野の路程に参加させて、本郷の地に帰って、神の伝統的一国の国民として入籍をさせて、万歳し得る国民、氏族、王族となるような準備をしようとする、ありがたい天来の恵みは、歴史になかったことである。

 それに反対してみなさい。いくら反対しても我々は、反対する外的な世界の迫害を消化するためにやってきたのである。今自分の国家の国の建設の路程において、反対どころではない。いかなる犠牲を投入しても成し遂げ、最後の詰めを固くしめておかなければならないのが、統一教会の精神である。青少年たるものは、それをはっきり分かって、その通りの道を行かざるを得ないという決意を持つのが当然である。ここに集まっておる若い統一教会のメンバーたちはどうだ。そういう覚悟を持っていますか? (はい)。

 それで、神の愛の創造理想、愛を中心としての創造理想を失った神の血統圏を、完全に自分の一族に再び定着することによって、アダム、父母の失敗。イエス様の失敗。再臨の主は第一アダム、第二アダム、第三アダムとして来たので、第三のアダムはイエス様の失敗、第一アダムの失敗を皆完成してやるべき使命があるから、イエス様の失敗以後をずーっと君たちに委譲して、自分の父母を、堕落したアダムと同じように、勝手に結婚した者を今や祝福の神の天恵によって、堕落しなかった父母の立場に立たせるという恵みというものは、それは大変なものです。夢みたいな話です。そのことを成すために、氏族のメシヤ圏を発表したのです。分かりました? (はい)。イエス様は一人で氏族メシヤとして、国家メシヤになるために送られたのですが、文先生は全世界的に祝福された二万五〇〇〇人以上の祝福家庭を、氏族のメシヤとして発表した。この威力たるものはいかばかりか、考えてみなさい。

 今ソビエトにおいて、共産党の天才的若者たちが三泊四日の研修で完全に回ってしまった。無神論者が有神論者になってしまった。アメリカのアイビーリーグの有名大学の天才的男たちを唯神論の第一先頭国家の青年たちをモスクワに連れていって、一年前までは無神論を唱えた共産主義の名門出身の子供たちが、アメリカの歴史性を持った唯神論圏の名門家の子供たちを逆に教育して感動させるという歴史的な問題が起こっている。それと同じように、君たちを押し出した部落に帰って、その部落すべての長が、反対した者が膝を曲げて、敬服と服従とともに絶対的授受関係を結んで、平和の日本、地上天国確立が可能だということを知ったならば、その道に責任を持って立たない者は、死体と同じです。分かりましたか? (はい)。
 今度先生が帰っても、その責任を全国的に一〇〇パーセント、祝福家庭あるいは新しい統一教会メンバーとして覚醒した者は、この道に向けて全面的に再投入しなければならないというのが、先生の真意であります。それに加入したくない者は手を挙げてみなさい。(笑い)それに加入したい者、両手を挙げて。(はい!)

 清くしなければならない神の血統です。サタンの血統を消化して、神の愛によって、神の血統伝授を完成し、自分の一生に成すべき使命に対して、驀進、前進どころじゃない。驀進すべき勝利の一点は、天のものとして、永遠に氏族の宝物、後孫の教育資材となるように努力すべし。皇国の興廃、この一戦にあり。各員奮励、何と言ったの? (努力せよ)。努力じゃない。 皇国の興廃、この一戦にあり。各員奮励努力じゃない、勝利せよ!(はい)。勝利する武器は完全に備えている。それに向けて、驀進する決意を固めて、今からそういう方向に前進するように。神の祝福があらんことをお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
 1992.3.27 東京本部教会


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