阿南信義

神山会長の思い出と江利川会長

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神山会長の思い出と江利川会長

私が献身したのは名古屋教会でした。その時に地区長をされていたのが神山威会長でした。

神山会長は献身したての私にとっては、初めての指導者でした。その名古屋での期間はそのあと十字軍が結成され、全国に出て行く短い期間でしたが、私の信仰生活において極めて重要な内容を教えていただいた思い出であり、また私の信仰の根本となっています。

神山会長は当時、原理講論以外御言葉集がない時代において、「忠孝の源」という真のお父様の御言葉集を整理されて、出版していました。それは名古屋だけでした。私はその御言葉集を頂いたときの緊張感を鮮明に記憶しています。

そして神山会長が説教するときにはその御言葉集を片手に持ちながら、ここにこのように書いてあると真のお父様のみことばを正確に引用されながら、語られていた姿は印象的に思い出します。
絶えず、お父様のみことばを重要視して、指導してくださったことは指導者としての見本であり、教えていただいたことに感謝しかありません。

そして、伝道の戦略は極めて単純でした。
毎日、朝から夜まで伝道を街頭でします。まず、名古屋駅前にみんなで出かけて、そこで街頭演説をして、夜9時まで街頭で伝道します。途中、教会から弁当が運ばれてきます。玄米の中に煮干の魚が一本入っているもので、百貨店の屋上などで美味しく頂いたものです。

毎週の地区修練会(三日間)の修練会を徹底的に繰り返します。そのために守山に修練所を建設しました。とにかく、毎週、必ず地区修練会があるので皆がそれを意識して、条件を立て、毎日伝道に投入するという単純な方式です。
だいたい夜9時までが街頭伝道の時間で、それから教会に帰り、食事と反省会、寝るのは1時前後となっていました。

そのように毎日毎日が繰り返されたとしても、なんら不満があるどころか、皆が喜んで伝道してきます。いつも毎週30名ぐらいは修練会に参加していたと思います。

そして月に一度、ブロック修練会(7日間)にはそこから50名は参加し、その中からまた献身者が増えていくというシステムでした。
それで名古屋は当時、全国の中で突出した伝道の実績をあげて、見本となる体制を作り上げていました。

私は最初の出発点が名古屋であったことが誇りとなっています。

神山会長により指導された名古屋教会は奇跡的に発展を遂げ、全国に多くの有能なシックを輩出しました。
そして、神山会長はアメリカへと真のお父様からその中心として選ばれて行かれました。
アメリカにも多くの名古屋のシックが渡りました。

それから、真のお父様の完全な相対圏としての立場で、マジソン大会、ヤンキー大会、ワシントン大会を勝利させる基台を整えられ、1976年10月4日の天勝日宣布の大勝利を打ち立てられました。

天勝日の勝利によって、家庭教会、氏族メシヤの特権が全祝福家庭にあたえられています。
真のお父様が世界的カイン圏を愛する闘いをなされた背景には、興南から出発されたお父様の激烈なご苦労の道のりがありましたが、最後の世界路程で真のお父様の前に日本を代表して信仰を立ててくださったのは神山会長でした。

日本において神山会長ほど真のお父様から愛された方はいないと思います。なぜ、お父様は神山会長を愛されたのかを考えると、キリスト教の背景があったこともあるかと思いますが、誰よりもみことばを重んじ、神のみ旨に対する成就しようとする信念は抜きん出ていたからと思います。

とにかく、そのような真のお父様に対する信仰姿勢を相続できるよう努力したいと思います。

そしてもうひとりお父様から愛され信頼された方がおられます。江利川会長です。
江利川会長は神山会長の内外の姿をいつも心配されておられました。何度も名古屋に神山会長を訪ねられました。また、アメリカに行かれても、メールでやり取りされながら、真のお父様の願いを切実に伝えておられました。

神山会長のやり残されたことを完成させるお方は江利川会長しか見当たりません。真のお父様の命令ならば、まさに生命を懸ける闘いを若き時から、今に至るまで全くブレることなく、貫いておられます。

亨進様が日本総会長として江利川総会長を立ててくださったその時から、新しい日本の使命の時代が始まったと感じています。

誰よりもみことばを重んじ、神様の摂理に通じ、み旨に対する責任心情を持たれる江利川会長を真のお父様は格別に信頼されておられます。

そのようなサンクチュアリは発展せざるを得ません。


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